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「書を持って街へ出よう」ブログを読み返して
1
:
灰人@スキゾキッズ
:2016/01/15(金) 05:24:47 ID:jtR1UmTo
2007年に読み終えた本の一部の記録で、後で読み返そうと思ったもの。
◆岡田尊司「誇大自己症候群」読了
http://d.hatena.ne.jp/Toku/20070619
#p2
◆ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」読了
http://d.hatena.ne.jp/Toku/20070903
#p1
◆乙一「さみしさの周波数」読了
http://d.hatena.ne.jp/Toku/20070908
#p1
◆乙一「失踪HOLIDAY」読了
http://d.hatena.ne.jp/Toku/20070915
#p2
◆乙一「平面いぬ。」読了
http://d.hatena.ne.jp/Toku/20070925
#p3
◆野村美月“文学少女”読了
http://d.hatena.ne.jp/Toku/20071207
2
:
灰人@スキゾキッズ
:2016/01/16(土) 09:32:11 ID:0KcCjO1A
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」参考
「肝心なのは愛を尊ぶことです。自分を愛さず他者を愛さない者は、他者から愛される事もなくなり、疎外されるようになるのです。たとえ他者から愛されず自分をうまく愛する事ができなくても、他者を愛しましょう。誰をも愛する事ができなくなれば、心を晴らし気をまぎらすために、情欲や卑しい楽しみにふけるようになり、ついにはその罪業たるや悪の道にまで堕ちる可能性もあるのです。これもすべて人々からの愛の不足と自分自身に対する愛の不足から生じるのです」
「人々を怨まず、侮辱に腹を立てず高慢にならず、悪口を言わないことだ」
玲奈「そりゃ確かに、あの男は何も私たちに何もしませんでしたよ、その代り私たちの方が嫌がらせをしてやったんですよ(笑)私たちへの社会的制裁は避けるようにして、あの男は名誉挽回も正常な社会参加もできないように連帯して締め出すようにして、いっそ記憶力の低下も起きるくらい、言葉や音声で虐待してやろうと思ったんですよ(笑)」
玲奈「藤田信之は今だって不必要な追放者だよ」
「俺は賢い人間や取り柄のある人間と民主主義の味方だ。俺たちは利口すぎて吹田信之を侮辱するのをやめちまったけど、やつら自身は仲間うちで傷つけ続けているよ。結構なことだ。おのれの愚かさと親の教育の悪さで罰される、とか何とか言ったな」
「おのれの愚かさと愛の不足の炎で悩み続け、死と虚無と無秩序に憑りつかれるでしょう」
この高慢な娘とその連帯者の高圧的な態度や、傲慢なぞんざいさ、自信の強さなどが、私をおどろかせた。
そして岡田尊司「誇大自己症候群」を読み返した。
「全ての人間はマホメットやナポレオンのような、ごく少数の非凡人な「天才」の羊飼いと、羊の群れのようにそれに従う大多数の凡人と愚人に分けられ、「天才」の羊飼いは凡人・愚人の羊たちに法律やルールなどを定めそれに従わせつつ、自らはそれへの適用を外し踏み越えた事を言い行動する事ができる特権的立場が与えられる、という超人哲学を展開する者もいる」
「藤田信之は、およそおのれの学力と表現能力では不可能な大きな話について考え書こうとし、大きな力として本を集め読み解こうとして引用改造文の継ぎはぎを中心に表現しようとしていた。彼の内面や能力に対する冷酷な分析の結果、“君の才能では不可能な事だし君がやる必要もない”とみなされていたようだ。等身大のレベルでおのれの魅力を磨き友や仲間との連帯を考えるべきでしょうね」
「科学警察系の分析機関のやり方に、その不幸な人に対する軽蔑は含まれていないかしら?つまり、あたしたちが今まるで上から見下すみたいに、その人の私生活や通信手段を盗み見して心の分析をしている科学警察系の分析機関の活動を支持し、そこからその不幸な人に関する分析結果を閉じたネットワークで流してもらい秘密を共有しながら聞いているという事にも」
「今の彼は幼な子のように弱りきっていた。心を潤してくれる豊かな愛に満ちた教育的な言葉による対話が欲しい、と懇願していた」
「彼の心は渇いてるよ。平坦で、渇いてるんだ」
「僕には、藤田くんの話しているのが自分の言葉じゃないような気がしたもんだから」
「失礼ですが、陪審員のみなさん、ここには人間の一生がかかっているのですから、もっと慎重でなければなりません」
「何かがまだ言いつくされておらず、すっかり片づいていないかのようなのです。私たちの<まなざし>にはなにかがあります」
「彼の愛は永井瞳に対する愛以外は足りず、ふしぎな程、場の空気や他者の言動から分かるもの読もうとしないように思われます」
3
:
灰人@スキゾキッズ
:2016/01/16(土) 10:01:59 ID:0KcCjO1A
乙一「さみしさの周波数」参考
両親にとって僕は汚点だったに違いない。親戚の間で、自分たちの息子だけが大学卒業も就職もしていなかったのだ。
何度かネットのSNSで、自分よりも年下の新郎新婦の披露宴の写真も見た事もある。年下の家族会メンバーが家庭を持ち、社会での居場所を作る。
around playground「あなた、この言葉に関する知識もないようじゃだめだよ」
「だめですか」
around playground「そうよ。そんなだから女の子にももてないし、就職も困難だし、服装もださいのよ」
「優子ちゃんに極悪非道なことができるはずないし、生きるに値しないような犯罪者でもない」
「なぜそうだと思うの?」
「優しいいい人だもの」
「優子ちゃんの正体と本性を知ったらみんな嫌いになるはずだ」
「でも優子ちゃん魚肉もほとんど食べてないベジタリアンらしいよ」
鈴木「優子ちゃん争う?」
健一「争う」
around playground「不公平だったと思います……。私は何も答えないのに、相手に答えさせてばかりで……」
around playground「やがてそういったやり取りの最後を、相手よりも優位に立って終わらなければ気がすまなくなりました」
around playground「相手を負かすために傷つけるようなことも言った。相手より優位に立ちたいがための心から生じた言葉が、つい口から出てしまうことさえありました」
「私はなぜ、今、ここにいるのでしょう……。あの美女はなぜ、今、ここにいらっしゃるのですか……?」
自分の決断だと思っていたものは、実は自分のものではなかった……。自分の意志と自由意志の関係はどのようになっているのだろうか……。我慢ができる事と我慢ができない事についてなどとも関係して……。
人は何を目的にこの世へ生を受け、地上を這いずり回り、死んでいくのだろうか。
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