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人格類型論 他
4
:
鎌やん
:2002/07/09(火) 03:12
体験によって生じる期待外れを処理する方法には、1990年に宮台氏が
統計したところでは、五種類ある。
(参照;『サブカルチャー神話解体』パルコ出版)
名称は消費者類型に当てた仮称であり、学問的なものではない。
■ミーハー;個別に適切な期待水準を設定する。青山立教系。
■バンカラ;期待水準を高く設定し、期待外れに対しては批判をもって処理する。
東大女子に多い。
■ニヒリスト;期待水準を低く設定し、期待外れを回避する。早大系。
■ネクラ;ニヒリストの模倣によって期待外れを回避する。期待外れの生じる
領域、対人領域から退却する。
■よりかかり;ミーハーの模倣によって期待外れを回避する。
80年代半ば、「新人類」「オタク」という言葉が生まれる。
何をもって「オタク」とするかはまた別な問題になるが、ひとりでcommitment(傾倒)
する遊びに嵌る度合いが高い者を、ここでは「オタク」とする。
「オタク」はこの五分類では、「ニヒリスト」と「ネクラ」がそれである。
「ニヒリスト」はオタクリーダーであり、「ネクラ」はオタクフォローアーである。
「新人類」はこの五分類では「ミーハー」と「よりかかり」である。
「ミーハー」は高感度消費者、新人類リーダーである。「よりかかり」は新人類
フォローアーである。
「バンカラ」は情報的には鈍感である。
(続く)
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