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雑談スレッド

185Seven:2004/06/13(日) 10:34
 カマヤンさんは無反応なので、勝手に話を続けさせて頂きます。

 近代科学は17世紀にガリレオがピサの斜塔から鉄球を落として、アリストテレスの「重い物ほど先に落ちる」説が誤りである事を実証したり、ベーコンが「新機関」を著して観察と実験に基づく理論構築を提唱し、アリストテレスの「オルガノン」を批判革新した辺りが出発点だとされています。まあ、ガリレオの鉄球実験はニュートンのリンゴ伝説と同様に本当かどうか疑念視されており、実際には研究室で地味に実験していたのだろう、と言われたりしてますが、ともかくガリレオがアリストテレスに噛み付いていたのは本当です。ちと見方を変えると、近代科学は何だかアリストテレスの頭をぶん殴る事から始まった、とも思えてしまうんですが、これは一面確かにその通りで、何故なら、アリストテレスはその当時最高の「権威」だったからです。
 それまでの科学は、「アリストテレス様がこう仰っているんだから正しい」式の権威主義に満ちていたので、これが猛烈な足かせになっていたのです。要するに、近代科学最大の敵は権威主義だったのであり、いつぞや私が投稿した、このテキスト↓で
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/20/news026.html
 増井徹氏が提唱している、
「何人も最終的発言権を持たない」「何人も個人的権威を持たない」
 という科学の枠組みは、この頃規定された科学の枠組みを再提示しただけです。つまり、
「アリストテレスに最終的発言権がある訳ではない」「アリストテレス理論に権威付けしてはならない」
 です。
 この辺を理解できない人間は、いわば近代科学のファーストステップでいきなりずっこけてます。故に何やったって無惨な結果しか出せません。>>172-175で私が書いた、ルイセンコ学説を支持した旧ソ連のアホタレどももこれです。何度も書いている事ですが、理論の正否は理論それ自体で判断されるべきであり、理論を提唱した「人」で判断されてはならんのです。ここら辺どうか宜しくです。


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