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燃料電池車総合スレ1台目
2
:
科学好きの名無しさん
:2014/08/20(水) 23:36:16
始動した燃料電池車 普及の鍵は「眠れる水素工場」
2014/8/19 7:00 日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75788890Y4A810C1000000/
トヨタ自動車が2014年度内に燃料電池車(FCV)を市販する。価格を700万円
程度まで引き下げ、政府も一台あたり200万〜300万円の補助金を出す構えだ。普及
への期待が一気に高まるが、気になるのが燃料電池を動かす水素の供給体制だ。
FCVを走らせるのに十分な水素は調達できるのか、ガソリンと比べた価格は。水
素事情を探ってみた。
■生産過程で発生するCO2が課題
FCVは水素を燃やし(酸化させ)て走るため、走った後に出てくるのは水だけ。
「究極のエコカー」と呼ばれるゆえんだ。しかし話はそれほど単純ではない。水素を
作る過程で二酸化炭素(CO2)が発生するのだ。
そもそも水素はどうやって作るか。中学の理科で習ったように、水から酸素を取
り除けば水素になる。つまり「水素は水から作ることができる」。間違いではないが
FCVの燃料としての水素を考えると、この作り方は現時点では現実的ではない。工業
用水素で国内最大のシェアを持つ岩谷産業の担当者は「水を水素と酸素に分解するには
大きなエネルギー(電力)が必要で、包丁でスパッと切り離すようにはいきません」と
説明する。
もちろん原理的には、水から水素を作れる。しかし電解にかかる電力コストを加味す
ると、かなり割高になってしまう。このため現在、半導体の製造工程や金属の表面処理
などで使う工業用水素はLPガスや石油、天然ガスといった化石燃料を分解して作る。
しかし生産過程でCO2が発生し、化石燃料への依存度も低下しない欠点がある。
さらに現在、国内の水素生産量は年間1億立方メートル。だがFCVの普及が本格化
する25年の需要は24億立方メートルと予想されている。この需給ギャップを埋めながら、
水素を生産するときのCO2排出量を減らさなければ、FCVは「究極のエコカー」には
なれない。
■素材メーカーが排出ガスから取り出し
考えられる解決方法は大きく分けて2つある。一つは「都市鉱山」の活用だ。日本国内には
「眠れる水素工場」がかなりの規模で存在する。高炉や化学プラントである。鉄鋼や化学品の製
造過程で発生する排出ガスの中には大量の水素が含まれている。高炉大手や化学品メーカーはこ
れらの一部を燃料として再利用しているが、その大半は捨てられている。その量は現在、水素
工場で作られている工業用水素の100倍近いとも言われる。素材メーカーが排出ガスから水素を
取り出して外販を始めれば、日本全体でCO2の排出量を増やさずに水素の供給量を引き上げるこ
とが可能だ。
本物の鉱山を使う手もある。オーストラリアなどにある低品質の褐炭から水素を取り出すのだ。
火力発電所では使えない低品質の褐炭は現在、そのほとんどが使われずに放置されている。
ここから水素を取り出し、液化して日本に運んでくるのだ。水素の生産過程でCO2が発生する
問題は残るが、十分な量の水素を確保するという意味では最も現実的だろう。
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