JAKiの実験については楠本さんご指摘の通り、2013/5/15のCTSのJAKi検証の後の
RNA抽出の前日でしょうね。小保方さんは2013/3/1にULRに昇格し、若山ラボを離れました。
でも部屋の準備が10月までかかるので、その間笹井研に居候することになった。
論文のリヴァイスもあるのでその方が指導を受けるのに都合がいいということも
あったでしょうね。このときに同時に若山ラボの学生だった寺下さんが小保方さんのラボの
所属に変更されました。彼女はまだ博士論文が完成してなく、若山さんは山梨に
転勤してしまうので、笹井さんの指導を期待する気持ちもあって、小保方ラボに
所属偏向されたと推測してるわ。寺下さんは無論野老さんとともにレター論文の
共著者で、小保方さんの実験を手伝ってくれた人と照会されている。
>>Contributions
H.O. and Y.S. wrote the manuscript. H.O., Y.S., M.K., M.A., N.T., S.Y. and T.W. performed experiments, and M.T. and Y.T. assisted with H.O.’s experiments. H.O., Y.S., H.N., C.A.V. and T.W. designed the project.
レター論文の該当箇所は以下だな。これはESのコンタミというより、STAP幹細胞のコンタミを除去するという趣旨で行われた実験だね。
査読者からの疑義があったのではないかな。
>>
Previous studies have indicated that inner cell mass (ICM)-type pluripotent cells can be removed from culture by treating the culture with a JAK inhibitor <16>(Extended Data Fig. 5a, b). In contrast, the JAK inhibitor treatment had no substantial effect on Oct4-GFP expression in Fgf4-induced stem-cell culture (Extended Data Fig. 5c, d; see Extended Data Fig. 5e, f for control).
引用論文の16番は以下ね。これを読まないとremovedの意味がどういうことなのか分からないわね。
>>
16. Yang, J. et al. Stat3 activation is limiting for reprogramming to ground state pluripotency. Cell Stem Cell 7, 319–328 (2010)
(16. Yang, J. et al. Stat3活性化は、基底多能性への再プログラミングを制限している。 Cell Stem Cell 7, 319–328 (2010))
そこは今<16>論文をベンディングしているところでもあるね。彼女、もしくは
笹井さんの解釈は違っているかもしれない。インナーセルマス由来細胞なのかどうかね。
下記の叙述に関して原著論文にどう書いてあるかの確認は必要だ。でも今はもう少し
全体を俯瞰しないと。
>>
Previous studies have indicated that inner cell mass (ICM)-type pluripotent cells can be removed from culture by treating the culture with a JAK inhibitor <16>(Extended Data Fig. 5a, b).