ここのところでカルスという言葉が出ていますね。桂報告書はこう記しています。
<2011〜2012年のCDB若山研ではSTAP細胞を「カルス」と呼んでいたことから、>と。
これは若山さんからの聞き書きだと思われますが、小保方さんは手記の中で真っ向からこれを否定していますね。2012/3/22に本を読んでいて思いついたと書いている。
<直感だった。これは「カルス」の概念に非常に共通するものがある。呼ぶならば「アニマルカルス」。これだ。早速、出張中だった若山先生にメールをした。「よく思いついたね。すごいよ」>と返事をもらい、アメリカの先生達にもメールを出した。「This is it !」というのが返事だった。こうして、スフィアは「アニマル カルス」と呼ばれるようになった。(93〜94P)>
彼女は直後に各所にメールしてるんです。日付スタンプつきの証言なんですよ。
この手記の出版には彼女の弁護団も関わっている。HPに My Ph.D thesis that was reintroduced to Waseda University is still under advisement with relevant people about lawsuits or readmission to other universities. とありますよね。lawsuits って何ですか?
これでlawsuitsといってるんです。三木が虚心坦懐に読んで欲しいといってる。小保方が嘘をついているということを読み取ってほしいのでしょうかね。そんなことはないでしょう。この手記の書き方自体が続きを予感させていますね。まだ書いてないことがある。裁判用の隠し玉がある。still under advisementなんでしょ。
では、論文ではどう書かれているのか。
>Chimaera formation and germline transmission in mice
We next performed a blastocyst injection assay with STAP cells that were generated from CD45+ cells of neonatal mice constitutively expressing GFP (this C57BL/6 line with cag-gfp transgenes is referred to hereafter as B6GFP). We injected STAP cell clusters en bloc that were manually cut into small pieces using a microknife (Fig. 4a). A high-to-moderate contribution of GFP-expressing cells was seen in the chimaeric embryos (Fig. 4b and Extended Data Fig. 7a). These chimaeric mice were born at a substantial rate and all developed normally (Fig. 4c and Extended Data Fig. 7b).
もう一度アーティクルのキメラ実験の記述を挙げましょう。
>Chimaera formation and germline transmission in mice
We next performed a blastocyst injection assay with STAP cells that were generated from CD45+ cells of neonatal mice constitutively expressing GFP (this C57BL/6 line with cag-gfp transgenes is referred to hereafter as B6GFP). We injected STAP cell clusters en bloc that were manually cut into small pieces using a microknife (Fig. 4a). A high-to-moderate contribution of GFP-expressing cells was seen in the chimaeric embryos (Fig. 4b and Extended Data Fig. 7a). These chimaeric mice were born at a substantial rate and all developed normally (Fig. 4c and Extended Data Fig. 7b).
this C57BL/6 line with cag-gfp transgenes の部分は記述の曖昧なところですが、単独ではなくF1の片親のストレーンを書いているだけですね。
ただし、明確なのはこのマウスは最初の成功時のマウスではないということですね。小保方さん自身が129とのF1だと書いてますから、DBAとのF1であるはずはない。するとこのDBAでの実験は何時行われたのかと小保方さんなり、若山さんに聞かないといけないですね。そもそもマウスを渡しているのは若山さんで、この論文の共同実験者ですからデータ記載に間違いがあったら若山さんの責任ですね。仮に何かの間違いなら、少なくとも僕はちゃんと言ったはずだが、小保方さんが間違えて理解していた結果をよくチェックせずに論文提出した僕の責任だといわないといけないでしょ。まして、小保方さんはマウスの系統に疎いと公言しているならなおさら注意してなければならなかったはずじゃないの。自分の担当箇所ですよ。実験ノートを見る見ないの話以前じゃないでしょうか。
this C57BL/6 line with cag-gfp transgenes の部分は記述の曖昧なところですが、単独ではなくF1の片親のストレーンを書いているだけですね。
Extended Data Fig. 7bは B6GFP x DBA/2 だけがアンダーラインで他のストレーンと区分けされている。この理由は小保方さんに説明してもらわないといけない。
ただし、明確なのはこのマウスは最初の成功時のマウスではないということですね。小保方さん自身が最初の成功は129とのF1だと書いてますから、DBAとのF1であるはずはない。するとこのDBAでの実験は何時行われたのかと小保方さんなり、若山さんに聞かないといけないですね。そもそもマウスを渡しているのは若山さんで、この論文の共同実験者ですからデータ記載に間違いがあったら若山さんの責任ですね。仮に何かの間違いなら、少なくとも僕はちゃんと言ったはずだが、小保方さんが間違えて理解していた結果をよくチェックせずに論文提出した僕の責任だといわないといけないでしょ。まして、小保方さんはマウスの系統に疎いと公言しているならなおさら注意してなければならなかったはずじゃないの。自分の担当箇所ですよ。実験ノートを見る見ないの話以前じゃないでしょうか。
アーティクル論文本文の this C57BL/6 line with cag-gfp transgenes のマウスは「僕のマウス」ですね。だって表には3種のラインしかなくて、DBAとBL6(oct4-gfp)ではないのですから2しか残らない。
1.B6GFP x DBA/2
2.129/Sv X B6GFP
3.BL6(oct4-gfp)
このことの中に深刻な若山さんの思考上の杜撰さがありますね。
小保方さんはOct4-GFPを光らせて、免疫染色でもGFPの存在を確認していますね。その細胞を移植したところキメラができなかった。そこで若山さんは雑種強勢を考えてかF1でやろうと提案した。それがいわゆる「僕のマウス」ですね。これはホモかヘテロかという問題と無関係にCAG-GFPですから、Oct4の確認ができないものです。一部を取り出して免疫染色で確認したかどうかは判りませんが、論文には形態、つまりクラスター形成したということをもって目的の細胞だと判断したとある。
>For experiments using STAP cells from CD45+ cells without the Oct4-gfp reporter, STAP cell clusters were identified by their characteristic cluster morphology (they are made of very small cells with no strong compaction in the aggregate).
これでキメラができても3か5のどちらか判りませんよね。