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鬼婆

1不思議な名無しさん:2017/09/12(火) 05:00:30
皆さま、こんばんは。初めて書きこみさせて頂きます。
これ、自分の子供の頃の話なんですが、今思い返すととても気持ち悪いというか、ショッキングな話なのですがここに投下してもよろしいでしょうか。
どこまで話を濁して書いたらいいのやら。なるべく見たままを伝えたいのですが。おそらく当時の地元の住民ならほとんどの人が「あの女」のことを知っているはずですが、2ちゃんやオカルト系掲示板を探索してみても「あの女」の話題はまったくありませんでした。
できればあの町の住民と話題を共有して、はたしてアレは一体なんだったのか、真相を知りたい気持ちもあるのですが。ふれてはいけないものだという感覚もあるのでこのまま記録に残していいだろうかと迷いもあります。

2不思議な名無しさん:2017/09/12(火) 05:16:29
ひとまず続き書いてみます。
地元は県庁所在地から程近い人口1万人くらいの町で、小さい商店街はあるものの夜8時すぎるともう町中が真っ暗になるような典型的な田舎の町でした。

80年代に子供時代を過ごした方ならわかるとおもいますが、町にひとりかふたりは名物になってる変な人っていましたよね。徘徊癖のある知的障害者だったり認知症の人だったり。
今だったらそういう人って施設に入ってたりしますが、あの頃はよく道でみかけました。それで子供って残酷だから、そういう人をからかったり馬鹿にして逃げたりしてましたよね。今考えたらひどいですよね。

3不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 03:42:25
それで?

4不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 12:41:45
見てます

5不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 15:16:49
みてくれてありがとうございます。続き書きます。

町は大きく三つの地区にわかれていて、自分が住んでいた地区は駅近辺で商店街もある比較的にぎやかな区域。もうひとつは隣市へと繋がるのどかな田園区域。そしてもうひとつはちょうど山のふもとにある、少しさびれた区域。
そのさびれた区域にはなぜかずっと以前から「変な人」が多く、町民に危害はくわえないまでもみんな見て見ぬふりするか、まあ子供たちからしたらかっこうの餌食というかw そういう対象になっていたんですね。昭和末期の話です。田舎でも都会でもよく見られた光景ではないでしょうか。

6不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 15:44:21
小学4年くらいの頃だったと思います。クラスで仲がよかったA君が「家の近くにすごいのがいる」と言うんです。
ゲーセンもコンビニもカラオケボックスもない退屈な町に暮らしている当時の私たちはとにかく好奇心旺盛で、みんなでA君の話をきいて興奮したのを覚えています。A君の言ってた「すごいの」は、「よ○○」という名前で呼ばれているらしく、先輩に「よ○○」についてたずねたら「あれは見に行くもんじゃない。覚悟しろよ」と真剣な顔で言うんです。それでますます私たちは興奮してしまったわけなのですが。

7不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 16:12:15
学校帰り、友達5人でA君の家に遊びにいきました。自分が住んでる地域よりももっと山寄りで、古い家がたくさんあるところでした。A君の家にみんなでランドセルを置いて、私たちは「よ○○」を見に行くことになりました。
みんな最初は張りきってはいましたがどんどん無口になっていきました。やっぱりどこか怖かったんだと思います。

一本の長い坂道を山側にまっすぐ歩いていくと突き当たりに、この辺りでは有名な大きな寺があります。その寺の手前に、坂道沿いに大きな塀が建ち並んでいて、奥にはお屋敷の屋根がみえました。その塀のせいで、子供の背ではお屋敷の中が見えないようになっていました。A君が塀の前で立ち止まり、にやにやしながら私たちを見ていました。

「のぼるよ!」A君はそう言うと塀の頭に手をかけるようにジャンプして、うまく塀の上に跨がりました。おそるおそる私たちも同じように塀にかけあがる。
そこからみえたのは、お屋敷の全貌。むかしは豪勢だったのがかいまみえる家でした。もちろん今も人が住んでいるであろう、一見普通の家。ここまでは普通なんですが、玄関の先に駐車スペースを挟んで蔵(?)のような、藁葺き屋根と柱だけの、壁もないのでこちらから筒抜けの簡素な小屋。そこに異様なものがいました。

8不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 16:29:56
あれから30年たっても、あの時に見た光景を忘れることができません。
そこにはお婆さんがいました。裸同然で、ボロボロの浴衣のようなものだけを羽織り、爆発したような白髪を振り乱して、丸太をかじっていました。

私は最初、犬かなにかだと思ったんです。柱に頑丈な鎖首輪でつながれて、私たちの存在にきづくとガシャンガシャンと重そうな鎖の音をたてて、四つん這いでこちらに走ってきました。
人間の目は、あんなに大きく見開けるものなのでしょうか。いや、あんなのは人間の目ではありませんでした。こちらを見ていましたが、なにも見えていないような目をしていました。
友達のひとりがたまらずウワアーッと泣き始めました。「静かにしろ!」とA君が怒りました。私ももうどうしたらいいかわかりませんでした。
よ○○は鎖でつながれているため、私たちの5メートル手前くらいで限界でした。

9不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 16:43:01
観念したようにまた四つん這いで、元にいた柱近くまで四つん這いで戻っていきました。手の指も足の指も、剥がれたように真っ黒でした。
近くには吐瀉物なのか猫まんまなのかわからないものが皿に粗末に盛られていました。

なにか叫んでいましたが日本語にはなっていませんでした。あの大きな血走った目。ほとんど骨と皮だけの体。先祖帰りとも言うんでしょうか。
友達連中はあれから何度か見に行ったりしたようですが、私が見たのはあの一回きりです。あんなの、そうそう見ちゃいけないものだっていうのは子供心ながらわかりました。

あとから聞いたら、よ○○は自分の親も知っていました。あれはなんなの?と聞いても、父は話したがりませんでした。ただ昔から有名な人ではあったようです。

10不思議な名無しさん:2017/09/13(水) 16:55:14
塀で囲まれているとはいえ、見ようと思えば簡単に見えてしまいました。あれはいったい何だったのでしょうか。家畜にしてもひどいですよね。

自分はもうあの町を出て長いので、よ○○のその後については知るよしもありませんが、もし今あんなのがスマホで撮影されて写真が拡散されたらとんでもないことになるでしょうね。

当時、自分と同じものを見た方、いらっしゃらないでしょうか。ネットにはあがっていませんが実際はかなりの数の人たちが目撃しているはずです。あれはいったいなんだったのでしょうか。
場所は東北です。よ○○は、「よっこ」です。
彼女の名前からきてるんでしょうか。四つん這いだから「よっこ」なのでしょうか。

質問などあれば可能なかぎり。

11不思議な名無しさん:2017/09/15(金) 04:10:41
狐憑きが思い浮かびました。
伝承なんかで見るのも同じような症状で、やはり隠すように繋いでたりして隔離してたようですね。。
今では解明されてる病気なのか、はたまた霊障なのか分からないですけど、昔は治す術もなくそうすることしか出来なかったんでしょうか。。
何の情報提供にもならず申し訳ないです。

12不思議な名無しさん:2017/09/15(金) 14:24:53
>>11 どうもありがとうございます。狐憑きなのでしょうかね。そういうものって外部の人に知られないように隔離するイメージが勝手にあるんですが、自分が見たのはまるで見世物にでもされているかのようでした。
親の話によると随分と前からあの状態で柱に鎖で繋がれているらしかったです。


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