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一度は読んでおきたい洒落怖

1不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 16:17:02 ID:.fqU3HuE0
洒落怖には有名な話がたくさんあるけど
その中でもこれだけは読んでおけってやつを貼っていきます
有名なやつばかりなのでその点はご了承ください

2八尺様1/9:2017/08/18(金) 16:18:00 ID:.fqU3HuE0
まずはやっぱりこれでしょ



八尺様

908 1/1 sage 2008/08/26(火) 09:45:56 ID:VFtYjtRn0
親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。
農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗る
ようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。
じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行っていないことになる。
決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこんなことだ。

春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバイクで行った。
まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛いでいた。そうしたら、

「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」

と変な音が聞こえてきた。機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じがした。
それも濁音とも半濁音とも、どちらにも取れるような感じだった。
何だろうと思っていると、庭の生垣の上に帽子があるのを見つけた。
生垣の上に置いてあったわけじゃない。
帽子はそのまま横に移動し、垣根の切れ目まで
来ると、一人女性が見えた。まあ、帽子はその女性が被っていたわけだ。
女性は白っぽいワンピースを着ていた。

でも生垣の高さは二メートルくらいある。その生垣から頭を出せるってどれだけ背の高い女なんだ…
驚いていると、女はまた移動して視界から消えた。帽子も消えていた。
また、いつのまにか「ぽぽぽ」という音も無くなっていた。

3八尺様2/9:2017/08/18(金) 16:18:45 ID:.fqU3HuE0
909 2/9 sage 2008/08/26(火) 09:46:59 ID:VFtYjtRn0
そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、踵の高い靴を履いた背の高い男が女装したかくらいにしか思わなかった。

その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを話した。
「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」
と言っても「へぇ〜」くらいしか言わなかったけど、
「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。いや、本当にぴたりと止った。

その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」
と、じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで廊下にある電話まで行き、どこかに電話をかけだした。
引き戸が閉じられていたため、何を話しているのかは良く分からなかった。
ばあちゃんは心なしか震えているように見えた。

じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。
――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
と必死に考えたが、何も思い当たらない。あの女だって、自分から見に行った
わけじゃなく、あちらから現れたわけだし。

そして、「ばあさん、後頼む。俺はKさんを迎えに行って来る」
と言い残し、軽トラックでどこかに出かけて行った。

4不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 16:19:42 ID:wvPvcfb.0
おお、八尺様懐かしい。
読んでます!

5八尺様3/9:2017/08/18(金) 16:19:43 ID:.fqU3HuE0
910 3/9 sage 2008/08/26(火) 09:48:03 ID:VFtYjtRn0
ばあちゃんに恐る恐る尋ねてみると、
「八尺様に魅入られてしまったようだよ。じいちゃんが何とかしてくれる。何にも心配しなくていいから」
と震えた声で言った。
それからばあちゃんは、じいちゃんが戻って来るまでぽつりぽつりと話してくれた。

この辺りには「八尺様」という厄介なものがいる。
八尺様は大きな女の姿をしている。名前の通り八尺ほどの背丈があり、「ぼぼぼぼ」と男のような声で変な笑い方をする。
人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、野良着姿の年増だったりと見え方が違うが、女性で異常に背が高いことと頭に何か載せていること、それに気味悪い笑い声は共通している。
昔、旅人に憑いて来たという噂もあるが、定かではない。
この地区(今は○市の一部であるが、昔は×村、今で言う「大字」にあたる区分)に地蔵によって封印されていて、よそへは行くことが無い。
八尺様に魅入られると、数日のうちに取り殺されてしまう。
最後に八尺様の被害が出たのは十五年ほど前。

これは後から聞いたことではあるが、地蔵によって封印されているというのは、八尺様がよそへ移動できる道というのは理由は分からないが限られていて、その道の村境に地蔵を祀ったそうだ。
八尺様の移動を防ぐためだが、それは東西
南北の境界に全部で四ヶ所あるらしい。
もっとも、何でそんなものを留めておくことになったかというと、周辺の村と何らかの協定があったらしい。例えば水利権を優先するとか。
八尺様の被害は数年から十数年に一度くらいなので、昔の人はそこそこ有利な協定を結べれば良しと思ったのだろうか。

6八尺様4/9:2017/08/18(金) 16:22:02 ID:.fqU3HuE0
911 4/9 sage 2008/08/26(火) 09:49:15 ID:VFtYjtRn0
そんなことを聞いても、全然リアルに思えなかった。当然だよね。
そのうち、じいちゃんが一人の老婆を連れて戻ってきた。

「えらいことになったのう。今はこれを持ってなさい」
Kさんという老婆はそう言って、お札をくれた。
それから、じいちゃんと一緒に二階へ上がり、何やらやっていた。
ばあちゃんはそのまま一緒にいて、トイレに行くときも付いてきて、トイレのドアを完全に閉めさせてくれなかった。
ここにきてはじめて、「なんだかヤバイんじゃ…」と思うようになってきた。

しばらくして二階に上がらされ、一室に入れられた。
そこは窓が全部新聞紙で目張りされ、その上にお札が貼られており、四隅には盛塩が置かれていた。
また、木でできた箱状のものがあり(祭壇などと呼べるものではない)、その上に小さな仏像が乗っていた。
あと、どこから持ってきたのか「おまる」が二つも用意されていた。これで用を済ませろってことか・・・

「もうすぐ日が暮れる。いいか、明日の朝までここから出てはいかん。俺もばあさんもな、お前を呼ぶこともなければ、お前に話しかけることもない。
そうだな、明日朝の七時になるまでは絶対ここから出るな。七時になったらお前から出ろ。家には連絡しておく」

と、じいちゃんが真顔で言うものだから、黙って頷く以外なかった。
「今言われたことは良く守りなさい。お札も肌身離さずな。何かおきたら仏様の前でお願いしなさい」
とKさんにも言われた。

7八尺様5/9:2017/08/18(金) 16:24:20 ID:.fqU3HuE0
912 5/9 sage 2008/08/26(火) 09:50:22 ID:VFtYjtRn0
テレビは見てもいいと言われていたので点けたが、見ていても上の空で気も紛れない。
部屋に閉じ込められるときにばあちゃんがくれたおにぎりやお菓子も食べる気が全くおこらず、放置したまま布団に包まってひたすらガクブルしていた。

そんな状態でもいつのまにか眠っていたようで、目が覚めたときには、何だか忘れたが深夜番組が映っていて、自分の時計を見たら、午前一時すぎだった。
(この頃は携帯を持ってなかった)

なんか嫌な時間に起きたなあなんて思っていると、窓ガラスをコツコツと叩く音が聞こえた。
小石なんかをぶつけているんじゃなくて、手で軽く叩くような音だったと思う。
風のせいでそんな音がでているのか、誰かが本当に叩いているのかは判断がつかなかったが、必死に風のせいだ、と思い込もうとした。
落ち着こうとお茶を一口飲んだが、やっぱり怖くて、テレビの音を大きくして無理やりテレビを見ていた。

そんなとき、じいちゃんの声が聞こえた。
「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでいいぞ」
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。
また声がする。
「どうした、こっちに来てもええぞ」

じいちゃんの声に限りなく似ているけど、あれはじいちゃんの声じゃない。
どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に全身に鳥肌が立った。
ふと、隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。

8八尺様6/9:2017/08/18(金) 16:25:02 ID:.fqU3HuE0
913 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/26(火) 09:51:23 ID:VFtYjtRn0
一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め「助けてください」と必死にお祈
りをはじめた。

そのとき、

「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」

あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。
そこまで背が高くないことは分かっていたが、アレが下から手を伸ばして窓ガラスを叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。
もうできることは、仏像に祈ることだけだった。

とてつもなく長い一夜に感じたが、それでも朝は来るもので、つけっぱなしの
テレビがいつの間にか朝のニュースをやっていた。画面隅に表示される時間は確か七時十三分となっていた。
ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。
どうやら眠ってしまったか気を失ってしまったかしたらしい。
盛り塩はさらに黒く変色していた。

念のため、自分の時計を見たところはぼ同じ時刻だったので、恐る恐るドアを
開けると、そこには心配そうな顔をしたばあちゃんとKさんがいた。
ばあちゃんが、よかった、よかったと涙を流してくれた。

下に降りると、親父も来ていた。
じいちゃんが外から顔を出して「早く車に乗れ」と促し、庭に出てみると、どこから持ってきたのか、ワンボックスのバンが一台あった。そして、庭に何人かの男たちがいた。

9八尺様7/9:2017/08/18(金) 16:25:34 ID:.fqU3HuE0
914 7/9 sage 2008/08/26(火) 09:52:24 ID:VFtYjtRn0
ワンボックスは九人乗りで、中列の真ん中に座らされ、助手席にKさんが座り、
庭にいた男たちもすべて乗り込んだ。全部で九人が乗り込んでおり、八方すべてを囲まれた形になった。

「大変なことになったな。気になるかもしれないが、これからは目を閉じて下を向いていろ。
俺たちには何も見えんが、お前には見えてしまうだろうからな。
いいと言うまで我慢して目を開けるなよ」
右隣に座った五十歳くらいのオジさんがそう言った。

そして、じいちゃんの運転する軽トラが先頭、次が自分が乗っているバン、後に親父が運転する乗用車という車列で走り出した。
車列はかなりゆっくりとしたスピードで進んだ。おそらく二十キロも出ていなかったんじゃあるまいか。

間もなくKさんが、「ここがふんばりどころだ」と呟くと、何やら念仏のようなものを唱え始めた。

「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」

またあの声が聞こえてきた。
Kさんからもらったお札を握り締め、言われたとおりに目を閉じ、下を向いていたが、なぜか薄目をあけて外を少しだけ見てしまった。

目に入ったのは白っぽいワンピース。それが車に合わせ移動していた。
あの大股で付いてきているのか。
頭はウインドウの外にあって見えない。
しかし、車内を覗き込もうとしたのか、頭を下げる仕草を始めた。

無意識に「ヒッ」と声を出す。
「見るな」と隣が声を荒げる。

慌てて目をぎゅっとつぶり、さらに強くお札を握り締めた。

10八尺様8/9:2017/08/18(金) 16:26:04 ID:.fqU3HuE0
915 8/9 sage 2008/08/26(火) 09:53:50 ID:VFtYjtRn0
コツ、コツ、コツ
ガラスを叩く音が始まる。

周りに乗っている人も短く「エッ」とか「ンン」とか声を出す。
アレは見えなくても、声は聞こえなくても、音は聞こえてしまうようだ。
Kさんの念仏に力が入る。

やがて、声と音が途切れたと思ったとき、Kさんが「うまく抜けた」と声をあげた。
それまで黙っていた周りを囲む男たちも「よかったなあ」と安堵の声を出した。

やがて車は道の広い所で止り、親父の車に移された。
親父とじいちゃんが他の男たちに頭を下げているとき、Kさんが「お札を見せてみろ」と近寄ってきた。
無意識にまだ握り締めていたお札を見ると、全体が黒っぽくなっていた。
Kさんは「もう大丈夫だと思うがな、念のためしばらくの間はこれを持っていなさい」と新しいお札をくれた。

その後は親父と二人で自宅へ戻った。
バイクは後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。
親父も八尺様のことは知っていたようで、子供の頃、友達のひとりが魅入られて命を落としたということを話してくれた。
魅入られたため、他の土地に移った人も知っているという。

バンに乗った男たちは、すべてじいちゃんの一族に関係がある人で、つまりは極々薄いながらも自分と血縁関係にある人たちだそうだ。
前を走ったじいちゃん、後ろを走った親父も当然血のつながりはあるわけで、少しでも八尺様の目をごまかそうと、あのようなことをしたという。
親父の兄弟(伯父)は一晩でこちらに来られなかったため、血縁は薄くてもすぐに集まる人に来てもらったようだ。

11八尺様9/9:2017/08/18(金) 16:27:05 ID:.fqU3HuE0
それでも流石に七人もの男が今の今、というわけにはいかなく、また夜より昼のほうが安全と思われたため、一晩部屋に閉じ込められたのである。
道中、最悪ならじいちゃんか親父が身代わりになる覚悟だったとか。

そして、先に書いたようなことを説明され、もうあそこには行かないようにと念を押された。

家に戻ってから、じいちゃんと電話で話したとき、あの夜に声をかけたかと聞
いたが、そんなことはしていないと断言された。
――やっぱりあれは…
と思ったら、改めて背筋が寒くなった。

八尺様の被害には成人前の若い人間、それも子供が遭うことが多いということ
だ。まだ子供や若年の人間が極度の不安な状態にあるとき、身内の声であのよ
うなことを言われれば、つい心を許してしまうのだろう。

それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日談ができてしまった。

「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それもお前の家に通じる道のものがな」

と、ばあちゃんから電話があった。
(じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえなかった。じいちゃんも起き上がれなくなってからは絶対来させるなと言っていたという)

今となっては迷信だろうと自分に言い聞かせつつも、かなり心配な自分がいる。
「ぽぽぽ…」という、あの声が聞こえてきたらと思うと…

12八尺様9/9:2017/08/18(金) 16:28:57 ID:.fqU3HuE0
とりあえず八尺様おわり!
また他のを貼る

13不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 16:37:59 ID:.fqU3HuE0
次は巨頭オ
これも短いけどそっとする怖さがあるよね

14不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 16:38:27 ID:.fqU3HuE0
巨頭オ


882 本当にあった怖い名無し 2006/02/22(水) 11:20:29 ID:rndLxfFV0
数年前、ふとある村の事を思い出した。
一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。

連休に一人で車を走らせた。
記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。
村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、
その看板を見つけたときあれっと思った。
「この先○○km」となっていた(と思う)のが、「巨頭オ」になっていた。
変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。
車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。

車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、
頭がやたら大きい人間?が出てきた。

え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!
しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。
両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。

車から降りないでよかった。
恐ろしい勢いで車をバックさせ、
とんでもない勢いで国道まで飛ばした。
帰って地図を見ても、数年前に言った村と、
その日行った場所は間違っていなかった。

だが、もう一度行こうとは思わない。

15やってくる:2017/08/18(金) 16:40:13 ID:.fqU3HuE0
698: あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/03/29 03:01
漏れにはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出て
そこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。

遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、
ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。

漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を
正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな〜」なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。

「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。

16やってくる2/2:2017/08/18(金) 16:40:52 ID:.fqU3HuE0
700: あなたのうしろに名無しさんが・・・: 04/03/29 03:03
ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに漏れを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。

しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、
チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。

「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。

それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。

17不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 16:43:26 ID:.fqU3HuE0
次は俺のお気に入りの一つ猿夢でも貼ろうかな

18猿夢1/3:2017/08/18(金) 16:44:18 ID:.fqU3HuE0
私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢を
みているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い
無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。 それは
「 まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ〜」
と意味不明なものでした。 まもなく駅に電車が入ってきました。
それは電車というより、よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に座ってました。

私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか試してみたくなりその電車に乗る事に決めました。
本当に恐くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったからです。私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、自由に夢から覚める事が出来ました。

19猿夢2/3:2017/08/18(金) 16:44:48 ID:.fqU3HuE0
私は電車の後ろから3番目の席に座りました。辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。
「 出発します〜」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろ
うと私は不安と期待でどきどきしていました。電車は ホームを出るとすぐにトンネルに入りま
した。紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。

私は思いました。(このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗った、スリラーカーの景色だ。
この電車だってお猿さん電車だし結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも
恐くなんかないな。)

とその時、またアナウンスが流れました。「 次は活けづくり〜活けづくりです。」
活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに四人のぼろきれのような物をまとった小人がむらがっていました。
よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様になっていました。
強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。

私のすぐ後ろには髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、彼女はすぐ後で大騒ぎしてい
るのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。
私はさすがに、想像を超える展開に驚き、本当にこれは夢なのかと思いはじめ恐くなりもう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。

気が付くと、一番後ろの席の男はいなくなっていました。
しかし赤黒い、血と肉の固まりのようなものは残っていました。
うしろの女性は相変わらず、無表情に一点をみつめていました。
「 次はえぐり出し〜えぐり出しです。」とアナウンスが流れました。
すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物でうしろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで、無表情だった彼女の顔は、痛みの為ものすごい形相に変わり、私のすぐ後ろで鼓膜が
破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。
眼かから眼球が飛び出しています。血と汗の匂いがたまりません。
私は恐くなり震えながら、前を向き体をかがめていました。ここらが潮時だと思いました。
これ以上付き合いきれません。しかも、順番からいくと次は3番目に座っている私の番です。私は夢から
覚めようとしましたが、自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、それを確認してからそ
の場から逃げる事にしました。

20猿夢3/3:2017/08/18(金) 16:45:30 ID:.fqU3HuE0
「次は挽肉〜挽肉です〜」とアナウンスが流れました。最悪です。どうなるか、容易に想像が出来た
ので神経を集中させ、夢から覚めようとしました。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)いつもはこう強く念じる
事で成功します。
急に「ウイーン」という機会の音が聞こえてきました。今度は小人が私の膝に乗り変な
機会みたいな物を近づけてきました。
たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)と目を固くつぶり一生懸命に念じました。
「 ウイーン 」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かに
なりました。

なんとか、悪夢から抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて、目からは涙が流れ
ていました。私は、寝床から台所に向、水を大量に飲んだところで、やっと落ち着いてきました。恐ろしく
リアルだったけど所詮は夢だったのだからと自分に言い聞かせました。

次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。でも皆は面白がるだけでした。所詮は夢だからです。
それから4年間が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。
そしてある晩、急に始まったのです。
「 次はえぐり出し〜えぐり出しです。」あの場面からでした。私はあっ、あの夢だとすぐに思いだしました。
すると前回と全く同じで二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い (夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)とすぐに念じ始めました。。。。。。
今回はなかなか目が覚めません。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)。。。。。。。。
「次は挽肉〜挽肉です〜」
いよいよやばくなってきました。「 ウイーン 」と近づいてきます。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ)
ふっと静かになりました。どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時
「 また逃げるんですか〜次に来た時は最後ですよ〜」とあのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。
目を開けるとやはり、もう夢からは完全に覚めており自分の部屋にいました。
最後に聞いたアナウンスは絶対に夢ではありません。現実の世界で確かに聞きました。私がいったい何をしたと言うのでしょうか?

それから、現在までまだあの夢は見ていませんが次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。
こっちの世界では心臓麻痺でも、あっちの世界は挽肉です。。。。。。

21不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 16:55:57 ID:.fqU3HuE0
洒落怖じゃないけど不思議netで読んだ怖い話を紹介してみる

『謎のケン君と二階の秘密』俺が家庭教師で行ったヤバイ家の話
http://world-fusigi.net/archives/8647333.html
これはすごく怖かったまさかそんな秘密があったとは

22マイナスドライバー 1/2:2017/08/18(金) 17:01:45 ID:.fqU3HuE0
そんなに怖くないのですがきいてください
私がまだ4〜5歳の頃の話です。
当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。
まだ小さかったので母と女湯に入っていました。

或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、
湯船の中でプールよろしく遊んでいました。
今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドアが付いているんですね
(何処もそうなのかも知れません)
私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。
ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。

ワクワクして覗きました。・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。
なんだ、ツマらない。いったん顔をあげました。
何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。
ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました
おわースゴい。夢中になって覗いていました。

ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか
突然、私は目を離し身を引いたのです。
そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように乱舞していました。・・・・・・
私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。

23マイナスドライバー 2/2:2017/08/18(金) 17:02:46 ID:.fqU3HuE0
ところで、「マイナスドライバー」の後日談がこのスレには見つからないみたいだけど、
コピペしてもいいですか?

子供の私は、あの出来事も速攻で忘れて日々を過ごしていました。
間もなく我が家は引っ越すことになり、家の大掃除した後、あの銭湯に行きました。
私は大掃除で見つけた色々なガラクタを後生大事に持っていったのです。

私は例によって風呂の中で遊んでいるうち、あのドアの鍵穴のことを思い出しました。
しかしあの恐怖を忘れていた私は、ガラクタを入れた洗面器を抱えて鍵穴を覗きに行ったのでした。
また向こう側は何かに覆われて何も見えない。
私はガラクタの中にあった箸を取り出し、おもむろに鍵穴に突っ込んだのでした。

瞬間、ドアの向こうでのドタバタする気配にたじろいだ私は、箸から手を離しました。
箸はブルブル震えながらそのままでしたが、やがてこちら側に落ちてきました。
先から数センチが折れていました。私はまた母親に何も言いませんでした。
その日を最後に、我が家は隣の市へ引っ越して行ったのでした。

数年後、小学生の私は、かつて住んでいたあの町に遊びに行きました。
真っ先に子供の社交場でもあった神社の境内に赴きました。
そこに行けば昔の友人達に会えると思ったのです。しかし予想に反し誰も居なかった。
いや、境内の裏の大木の前で、一心不乱に何かをやっている大きな男が居ました。

瞬間、かつての記憶が蘇りました。彼は我々から‘ミッキー’と呼ばれ怖れられていた青年でした。
透明に近いシルバーの髪、兎の様な赤い目、今考えるとアルビノであったのかも知れません。
そして彼は病的に粗暴で、メンコやベーゴマに興じる我々の中に乱入しては、
物を取り上げたり殴りつけたりを繰り返す素性が不明の人物でした。
その彼が目の前に居る。私は金縛りに会ったようになり、話し掛けることも逃げることも出来なかった。
彼は動作を止めると、ゆっくりとこちらを向いた。
彼の片方の目は潰れていました。

24不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 17:18:13 ID:.fqU3HuE0
最近過疎りっぱなしなので頑張る

25コッケさん1:2017/08/18(金) 17:20:06 ID:.fqU3HuE0
私の田舎ではコッケさんといって、
コケシのような呼び方をすると大人にそうとうおこられました。
中学生に上がりたての頃、
半端なエロ本知識で「電動こけし」という単語を知った
クラスの友達が、コケシコケシと連呼してるのを、
指副担に見つかり、バカスカ殴られてました。

大学に入って初めて知ったのですけど、指副担(シフクタン)
なんていう役職はほかの地域にないんですよね。

あ、指副担というのは、生活指導副担という意味で、
別に何の教科を担当してたわけでもないです。
野球部のコーチみたいな感じで、毎日学校には出てくるのですが、
だいたい用務員室で茶飲んで定時前には帰るような感じでした。

学校行事の中で、踊りみたいなものは、指副担の先生が
指揮をとってました。

運動会で、必ず、メイポールの祭りみたいな踊りを、
伝統的にやらされてたのですが、
これは、指副担の先生の独壇場でした。
列が乱れたり、ポールから引いたリボンがたるんだりすると
怒るような。組体操よりぜんぜんこっちが大事でした。

体育教師の数倍ヤな感じでした。

26コッケさん2:2017/08/18(金) 17:20:31 ID:.fqU3HuE0
高校に入って、地元の青年会に入ると、コッケさんの
あらましは聞かされるのですが、それもまぁ、
コッケさんという地神さんは伝統だから、
行事は守らないといけない、みたいな感じの話で
要領を得ません。

地域に大きな寺社や宗教施設がないし、
中学高校にもなると、さすがに、
いろいろヘンなうわさが立ってました。

・**中学の裏にある井戸が本尊で、毎年一人生贄にされる
・高校出て町に出るときは井戸に後ろ髪を納めさせられる

噂は噂でしたけど、実際私がいたころは後ろ髪を伸ばした
奴が多かったです。単なるヤンキーだったのかもしれない
ですけど。今は帰らないのでどうかわかりません。

今、同郷の女の子が近くのマンションに住んでて、
そのこの叔父さんが指副担やってたんですけど、
このスレで、コケシの話題が出てたので、
なんか関係ありそうだったので、聞いてみました。

27コッケさん3:2017/08/18(金) 17:20:54 ID:.fqU3HuE0
私たちがコッケと読んでいるのは「固芥」と書くらしいです。

明治に入ってすぐのころ、飢饉と水害の土砂崩れで、
村が、外部との交通が遮断されたままひと冬放置された
ことがあったそうです。

十二月二十八日のこと(旧暦かどうか不明)、
知恵の遅れた七歳の子供が、村の地区
(どの地区かは教えてくれませんでした)
の備蓄の穀物を水に戻して食べてしまったそうなのでした。

その子供は村の水番が、妹との間につくった子供で
(本当かどうかはわかりませんが、
水車小屋のような場所があったので
すぐそういう、性的な噂が立てられた)

水番が罪を犯すと翌年は日照りになるという
迷信がまだ残っていました。

水番は責任感が強かったので、
子供を殺して村に詫びようとしたそうです。

28コッケさん4:2017/08/18(金) 17:21:16 ID:.fqU3HuE0
実際「子供を殺せ」と書いた無記名の手紙を投げ入れる ような嫌がらせが、すぐ始まったそうです。 水番に不利に扱われていた家も多かったし、 実際、穀物の管理責任は水番にあるので、 そういうのがおきても仕方ない状況ではあったそうです。 年明けて、一月二十八日の深夜、 いくら何でも水番が自分の息子を殺すのを容認は できませんので、このことは村全体で考えよう、 と談判していたところだったのですが、 水番の妻が泣きながら世話役の家に走りこんで来て、 亭主が首を括ったので来てくれ、と言うのです。

29コッケさん5:2017/08/18(金) 17:21:40 ID:.fqU3HuE0
水番の家に行くと、井戸の上に「井」の字に竹を渡して、
そこから首を吊るすようにして絶命している水番がいました。

あまりの酷さに世話役たちが顔を背けていると、

くだんの息子が、傍らから、世話役の袖を引いて、

「みましたか! みましたか!」

と、目をらんらんと輝かせて尋ねるのだそうです。

この子はもはや正気ではないとはわかっていました。

が、当時の解釈では、
これは、水番の相反する気持ちが、
子の魂は滅ぼしても子の肉体は母のために
生かしておいてやりたい、という願いになり、
親子の魂が入れ替わったのだ、というのが支配的でした。

間引きのために子供を殺したことはありませんでしたが、
このとき、村で初めて、
この子供を「殺そう」という結論が出たのだそうです。

30コッケさん6:2017/08/18(金) 17:22:02 ID:.fqU3HuE0
横糸を斜めに織った長い綿布で首を包んで、
布に少しずつ水を吸わせて、誰も手をかけないうちに
殺そうということになりました。

しかしそこは、素人考えですので、
首は絞まってもなかなか絶命しません。
子供は父と同じ顔で「誰じゃ、食ったのは誰じゃ」
と声を上げていました。

592 名前:r-chu ◆rPiM0h0rok 投稿日:02/10/15 23:50
恐れおののいた村人は、父が死んだのと同じように、
井戸に竹を渡してそこから子供を吊るしました。

ものすごい形相でにらむので、
まぶたの上から縦に竹串を通しました。

子供は、数日、糞便を垂れ流して暴れたのち、絶命しました。

その明けた年は、飲み水から病気が発生し、
多くの人が命を失いました。

さらに、本当に穀物を食ったのが、この子供ではなく、
世話役の十三になる子供だったことがわかったのだそうです。
このとき、世話役は躊躇なく、
わが子を同じ方法で吊るしたのだそうです。

あくる年の一月二十八日のことだそうです。

31コッケさん7:2017/08/18(金) 17:22:44 ID:.fqU3HuE0
「運動会の行事も、意味わかると、ひどいね」

「…村人全員で子供をシめる儀礼ですからね。本来こういう形でやさしく弔ってあげたのに、という。偽善ですよね」

「うん」

(運動会の踊りは、メイポール Maypole の祭りに似てますので、知らない人は検索してもらうとどういう形なのかわかります。中央のポールが子供です)
http://syarecowa.moo.jp/20/582_2.htm

32コッケさん8:2017/08/18(金) 17:23:03 ID:.fqU3HuE0
「…あとですね、これ、私一人で気づいたんですけど」

彼女は、ペンを取って、チラシの裏に、「芥」の字を書きました。

「おお、28やん。オレも今気づいた」

くさかんむりと、その下の八の字で、二十八と読めます。

「え?」
彼女はきょとんとしていました。

「いやだから、にじゅうとはちで、その命日を表してるんでしょ?」

「…ほんとだぁ」

「え、違うの?」

「いや、そっちが正しいんですよねたぶん」

「何よ、教えてよ」

「いや、いいです」

しばらく押し問答した末、彼女は折れて、文字を書き足しました。

「これね、縦書きなんですよ」

33コッケさん9:2017/08/18(金) 17:23:33 ID:.fqU3HuE0




「目をつぶされた子供が、
竹の枠に首から下がってるの、わかるでしょ?」


--
以上

34不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 17:24:59 ID:.fqU3HuE0
コッケさんも初めて読んだときはすごく怖かった

35不思議な名無しさん:2017/08/18(金) 17:58:42 ID:wvPvcfb.0
リゾートバイトが好き

36不思議な名無しさん:2017/08/19(土) 16:06:15 ID:.fqU3HuE0
>>35
リゾートバイトも怖くて面白いよね
あれ長いからまた今度やる

37神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:08:51 ID:.fqU3HuE0
私も占い師に「長生きできんね」と言われたことある。
理由も聞いた。
「あんた、大陸に行ったことあるだろう? そこで憑かれたんだと思うけど、悪霊なんてもんじゃない。神に近いから、まず払えないし、どこに行っても障ることを恐れて何もできないよ。」とか。

確かに、仕事で中国に数年住んでいた。
「まあ、日本にいる限り、息子さんが成人するまでは持つよ。あんたの背後に白狐が見える。
これが強いし、あんたの家系、将門信仰してる者がいるからね。お祖父様お祖母さまに感謝することだ。・・・それと、叔母さんかな? 修道院にいる人もいるねえ。彼女も遠くからあなたを守っているよ。・・・でも、あと数年だね。」

息子、もう15歳なんですが。あと5年でこの世とさよなら?それを何故断言できる?

私の不審そうな顔に、占い師は続けた。
「あんた、過去に手の筋切って何かできなくなってない?」
確かに。ジャズピアノをやっていてそこそこ仕事もあったが、交通事故の後遺症で今、左手があまり動かず、ピアノなんてもうとても無理な状態である。

38神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:09:18 ID:.fqU3HuE0
「それは持って行かれたんだよ。でも命だけは、あんたを守る人たちに救われた。
 でも、次は全て取る、と言っているよ。・・・ごめんねえ、不快な事ばかり言って。」

占い師はそう言って、私から料金を取らなかった。
あと5年でこの世から去る? にわかに信じられなないし、今も信じてない。
ところが、その占い師は「当たる」と評判だそうだ。
割と高額な見料も、あんなに長時間話したのに「残りの人生に使いなさい」と貰わなかった。

帰宅後、夫と子供に話した。信じてないけど、と言いつつ。
「私が死んだら、あななたちが心配で・・・」と言ったら、夫も子供も、
「それは自分たちが乗り越えること。おかんは心配しないで、残りを好きに使っていいよ」と。

今のところ病気などは無い。でも人は何で死ぬか解らない。
ちなみに、後日、ある有名神社にお払いの相談をしたら占い師の言ったとおり、
「神様にはできる限り障りたく無いんです。こちらの命も危ないですから」と。
「すいません、どんな神様が憑いてるって?」
「・・・地獄の神様です。あなたの左手を持ってます。・・・日本の神様ではありませんね。」と。



241:3: 2008/02/24(日) 09:56:06 ID:7HEfDi1a0
回避方法無しと言われたのだが、神主さんには、
「でも基本的に自分はあまり信じてないんです。私には見えませんから。」と言ったところ、
「そういう強い気持ちも大事ですよ。」とか。
「なんで私なんでしょう?」
「人と同じですよ。好みなんです。昔から、神様に愛されると長生きできないと言いますね。あれと一緒ですよ。」

いや、そんな若くも無いですしと言ったら、「寿命からしたら充分若いですよ。」と。

実家のお稲荷様と、近所の将門神社には毎日詣でている。
でも、最近、右肩が重いことに気がついた。
そして、もともと夢などあまり見ないのに、夢を見るようになった。
どこかの屋敷で、ピアノをずっと弾き続けている夢。
動かない左手が動くのは気分がいい、ずっとここにいたいと思う。
「ずっといてもいいんだよ」と、背後から右肩に手を置かれ、めが覚める。

いつかこのまま、目を覚まさなくなるのだろうか。

39神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:09:53 ID:.fqU3HuE0
実話なんだけど、信じてないと言い切りたいが、全くの他人二人に言われるとちょっと怖い。

まああとは人に迷惑をかけない死に方ができるように、かな。
一応死後は墓には入りたくないので散骨をおねがいしてる。そんなもん。
(献体とか臓器提供も遺言にあるのだが、夫と息子が嫌だと言ってるので多分無理)

でもさあ、神様が連れて行くならもっと高名なピアニストとかじゃないのー?と。
それすら好みなのか? そのあたりがワカラン。
そこまで愛されるほどの容姿とも思えないしなあ。
ま、5年たってぴんぴんしてたら、その占い師と神主にはケチつけに行きますわw

でも信じて無くても、「もうすぐ死にますよ」ってのは、精神的に堪えるね。

40神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:10:14 ID:.fqU3HuE0
心配下さってる方ありがとう。
ここに書けば何か対策でもあるかなー?という気持ち半分と、
自分もまるきり信じているわけではないのでどうなのかな?という気持ちと半々なんだよね。

臓器移植は確かに憑いていくとまずいかもしれませんね。やめておきます。
臓器の健康にはすっごい自信があるので勿体ない気もするけど。

41神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:10:31 ID:.fqU3HuE0
他の占い師に、顔見るなりに「帰ってくれ、悪いけど見られない」と言われたこともあるので
じわじわ怖くなってきている。
でもあと5年と言われたところで病気でもないし、じゃあ何をするかというと、日常を淡々とこなしていくしかないんですよね。

42神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:11:34 ID:.fqU3HuE0
実家では、私が交通事故にあったときに、仏壇の観音様がまっぷたつに割れたそうです。(修理済み)
実家については占い師さんの言ってることは全て大当たりです。
なんだかあっちこっちに守って貰ったり連れて行かれそうになったり。
まあ、本当に夢を見ながらそっと死ねればいいかなあと思う反面、絶対五年後に生きてるぞ!
このエセ占い師め!とそこに怒鳴り込むwことも考えています。
マサさんは高額そうだし、系統が違うみたいなのでちょっとw
五年後、生き抜けたらここに宣言しに来るので。ではノシ

43神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:11:56 ID:.fqU3HuE0
スレ189の239ですが、覚えている人らっしゃるかな
(占い師に、とりついているもののせいで長生きできないと言われた者です)

最後に書き込んだのが多分2009年の夏頃だったと思うのですが
無事生きています。(医療裁判も示談で話がつきました)
そして、自分でもびっくりなんですが、来年成人する息子の下に、
もう一人男の子が生まれました。
高齢出産ながら安産で、いま三ヶ月の赤ちゃんも健康優良児です。
右肩も相変わらず重く、左手は以前のまま。赤ちゃんを抱っこするのにも
気をつけないといけないんですが、無事です。

44神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:12:31 ID:.fqU3HuE0
相談していた神主さんに昨年の震災の後の妊娠を告げたときに、
「寿命が延びましたね」と言われました。
もしかして、もう一人「息子」が生まれたから、「息子が成人するまで」の
期限が延びたってことなのだろうか?と思ったが詳細確認しませんでした。
神主さんが言うには、「母親って強いんだけど、子供が小さければ小さいほど
パワー全開だから、病気とか事故とか物理的な災難はどうしようもない
けれど、この手のものは大概はじくよ」だそうで。

45神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:12:49 ID:.fqU3HuE0
夢は見続けていますが赤子の夜泣きで中断されることも多く、舌打ちされます。
夢は思い込みじゃないのかなあ? 本当は夢に意味なんかないんじゃないのかなあ?
と思うけど、夢の中では両手が動いてとても気分がよく、もうあんなに弾けるはず
ないのにまだ腕が落ちていない気がしたりしてる。

でも、絶対に来年に死ぬ気はしなくなってきた。
気にしていてくれた人が何スレか前にいたので、無事出産を待っての報告でした。

46神に愛されるという事:2017/08/19(土) 16:13:09 ID:.fqU3HuE0
レスくれた人ありがとう。来年の2月に生存報告に来ます。
それで最後にしますね。

死んでたら報告できないんで、「死んだら頼む」の人は
すみませんです。

47神様に愛されるということ・その後:2017/08/19(土) 16:13:35 ID:.fqU3HuE0
覚えている人がいるか解りませんが、書き込みにきました。
「あと五年の命」と言われた者です。
まとめサイト等でも探せませんでした、すみません。

五年以上たちましたが、ぴんぴんしております。

とりあえずご報告まで。
五年の期限をすっかり忘れていて、いま六年目くらいと思います。
とりあえず元気です。

48神様に愛されるということ・その後:2017/08/19(土) 16:14:18 ID:.fqU3HuE0
「来年の二月に」って書いているのに再来年になってしまったorz
下の子が小さいんで、あっぷあっぷしているたのと、昨年のちょうど今頃
胆石の手術で入院したりばたばたしてしまったので、月日がたってしまいました。
左手のリハビリは続けていますが、元通りにはほど遠いです。
夢も見ますが、頻度は下がってます。

本やで「師匠シリーズ」の本を見て、「あ!もしかして今年?!」と思ったら
去年だったという。
まとめサイト見たら、生存報告待ってるってあったので本当にすみません。

あと、神主の「寿命が延びましたね」は、高齢で妊娠した人へ言うお祝いの一種
みたいな言葉で、古い言い回しだけどうちの地方ではまだ言う人がいますとの
事で、「息子が成人するまで」云々はわたしの思い込みでした。
でも、今実際生きているんで、もう思い込みでもなんでもいいやー!!と。

49神様に愛されるということ・その後:2017/08/19(土) 16:14:37 ID:.fqU3HuE0
あと、将門様については、とある禁忌を犯してしまったので
もう守られていないのかもしれないです。
でもそのへんは、たたられさえしなければOK!の気持ちでいます。

息子の成人に関してなら次はだいたい18年後なんで、
さすがに書き込みはしないです。
ていうか、忘れてしぶとく生きていこうと思います。
まとめサイトの方も後でレスしておきます。
まとめの「名有り」さんがちょっと気になってしまって。

では、とりあえず占い師に一言文句言いにそのうち行ってきます。

50不思議な名無しさん:2017/08/21(月) 20:24:53
皆さんこんばんは!

洒落怖ではないけど不思議な話を一つ
2001年秋です

51不思議な名無しさん:2017/08/21(月) 20:25:14
192 :本当にあった怖い名無し:2005/06/27(月) 22:27:32 ID:zmEtLur30

31 :おさかなくわえた名無しさん:2005/06/27(月) 09:45:58 ID:vLg9Gq2N
2001年の秋
風邪ひいてて寒気がするので、大久保にある病院に行くため、西武新宿線のつり革につかまってた。
で、あたまがぐわんぐわんと痛くて、目を閉じて眉間にしわ寄せて耐えてた。

そこで記憶が途絶えて、気がついたら夕方で、あたりは見知らぬ景色。
買ったことない服着てて、髪染めたこともなかったのに茶髪になってた。

パニクって近くのラーメン屋に入って、ここどこと聞いた。
大阪市の福島駅の近くで、時間が一年近く経ってた。

ケータイの種類が変わってた。
アドレス帳には、「ま」とか「ひ」とか、一文字の名前で電話番号が10程度あったけど、知り合いや実家の電話番号がない。
俺はなぜだか知らないが、その知らない電話番号が恐ろしくて川に捨てた。

警察から実家に連絡した。
向こうもパニクってた。俺に捜索願が出てた。

とにかく、帰って、今もまだ月一で精神病院に通ってる。
仕事は元の会社には帰れないみたいだったので、今は派遣やってる。


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