どうか安らかに！ある夢の話

1：招き猫太郎：2015/08/11(火) 11:55:12 ID:sbFl8uR.0: 昔からいろんな夢を見るのですが、そのほとんどは意識的にコントロールできる、例えば腹へったピザが食べたいと思えばピザを手にもってるし、よしっ向こうの町までいこう、面倒だから空を飛んでいこうと思えば空もとべるように、心理状態を如実に表現する夢と中にはそうでない一方的にみせられるような、ある不思議な夢の話です。
正月時の徹夜麻雀帰り実家の飼い犬をいつものようになでようとすると、かくっと膝から崩れ落ち、ただ事ではない様子！瞬間俺のせいだ、俺が汚ない事したからだ、そんな俺の手で触ろうとしたからだ！そう思いつめながらも母親に相談。
飼い犬も今年で16歳で寿命がきてるのかも知れないと…そんな夜、自分の部屋では寝れず小さい頃から馴染みのコタツの中で睡眠中に、クンクン…感覚的には左肩のへんで、間違いない、これは愛犬の吐息だ！そう確信し振り返ると、なんともきらびやかな飾りものが施された神輿がありそれの右前を担いでいる自分！すると空間から筆をもった手があらわれ、丸い玉が連なった飾りものに、そう一筆書きである、まるで機械の如く正確にある文字のようなものを次々と書きこむのでした！瞬間はっと目を覚ました僕はただの夢ではないと思いました。
明くる日には愛犬を母親が動物病院に連れていきお薬をもらいみるみる走り回るほどに回復し、一時の安心をもらいました。僕が悪い事をしようと、不安定な精神状態になろとも、何もかも失っていきそうになる中でも愛犬だけは僕を待っていてくれました。俺の命より…
それから一年愛犬は旅立ちました！ある田舎の中華料理屋の掛軸にあの夢に描かれた文字にそっくりなものを見つけました。それは寿【ことぶき】と書かれてありました！
全て実の話しであり、たまに筆をもってあの一筆書き【寿】を書く真似事をしています。きっと見えない力が僕と愛犬を助けてくれたのだと思います。

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