私が一週間、平行世界？に行った話 - 1430052824

1：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 21:53:44 ID:/9OWWmyQ0: 私が高校2年生だったころ、平行世界かもしれないところに一週間滞在した話です。
こういう掲示板に書き込むのは初めてなので、もしルールとか間違ってたらご指摘お願いします
2：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 21:56:38 ID:bLjbSPZ.0: ここは人が少ないから先に話しちゃってよ
3：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 22:05:37 ID:/9OWWmyQ0: 私は今、大学一年生で、関東地方の某女子大に通っています。
高校2年生の9月のある日、高熱を出して保健室で寝ていました。とても体がだるく、深く眠り込んでしまいました。ふと目覚ますと、体がとても軽くなり、熱も下がっていたようなので、授業に戻ろうと思い、ベッドから立ち上がりました。一応保健室の先生に一言言ってから戻ろうと思い、先生を探しましたが、見つからなかったのでメモを残して保健室を出ました。
4：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 22:20:59 ID:/9OWWmyQ0: その後教室に戻ったのですが、なぜか教室に誰もいませんでした。というか、どの教室を見ても誰もいなくて、人っ気が全くありませんでした。
寝てる間に放課後になってしまったのかと思い、時計を見てみましたが、午前の11:30。いつもなら授業をしている時間です。おかしいなと思いつつ、校舎をうろうろしてるとようやく、数学の先生がトイレから出てくるのを見かけました。
『あっ、○○先生！』思わず声をかけました。すると、先生は驚いた顔をして言った。
『え、Mさん？(私)なんで今日ここにいるんですか？？』
『え？』
『忘れたのか？定期テスト前の土日は校舎内立ち入り禁止っていう決まりだろう。早く帰りなさい。今なら見逃してあげるから。』
『は、はい。すみません‥』
いろいろ不思議に思ったが、反抗するのも面倒なので、先生に言われるがまま学校を出た。
まず、今日が土日のはずがない。さっきまで普通に授業をしていたし。そして、私の学校では、いつも定期テスト前は校舎内の自習室や図書室を解放してあり、立ち入り禁止にはならないはずだ。
5：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 22:40:29 ID:/9OWWmyQ0: 学校から出ると、なぜかいつもと少し風景が違かった。まず、学校を出たらすぐ目の前は踏切があるはずなのに、なぜか踏切はなく、代わりにコンビニがあった(ちなみに普通のローソン)異変を感じ、戸惑っていると、母親から着信。(携帯電話も普通に通じた)
『あんたまだ学校いる？』
『そうだけど？？』
『近くまで買い物に来てるから、車で迎えに行こうかなって思って。そこで待っててね。』
しばらく待つと、母が車で運転して来た。ここでまたおかしな事に気づく。見たこともない車に乗っているし、そもそも母はペーパードライバーで、車は運転しないはずだ。
『お母さん！？その車どうしたの？
ていうかなんで運転してるの？？』
『何馬鹿なこと言ってるの。いつも通りの車だし、運転してるのいつも私でしょ。』
明らかにおかしい。私はだんだん怖くなってきた。そういえば、なんで私が学校にいることを知ってるんだろう？
『お母さん、なんで私が学校にいることを知ってるの？』
『だってあんた、テスト勉強の道具教室に置いてきたって言って出てったじゃない。立ち入り禁止なのに、見つからないで入れたの？？』
『えっ、そうなの？？』
『そうなの？って笑自分で言ってたくせに忘れたの？』
6：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 22:51:50 ID:/9OWWmyQ0: こんな感じで、車中で奇妙な会話を繰り広げているうちに、家に着いた。
家の周りの地形や、家の設計はいつも通りだ。
家に帰ってからも落ち着かず、テスト勉強どころじゃなかったので、とりあえずテレビをつけた。
ところが、見たこともない番組や、見たことのないタレントばかりが出てくる。
やがてニュース番組になった。高校生だった私は、政治には詳しくなかったけど、韓国の大統領が違う人だったりとかして、？な箇所が多かった。
7：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 22:52:51 ID:/9OWWmyQ0: 明日朝早いので、今日はこの辺にしておきます。m(_ _)m
拙い文章ですみません。
また近いうちに続き書きます
8：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 22:57:43 ID:bLjbSPZ.0: 面白そう
明日も来るよ～
9：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 23:28:47 ID:.UzxLjFE0: なかなか興味をそそられる書き方だな
続きはよ
10：不思議な名無しさん：2015/04/26(日) 23:46:58 ID:kKYH4H120: はよ！！
11：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 09:00:34 ID:/9OWWmyQ0: ごめんなさい、忙しくて書けませんでしたm(_ _)m
続き書きます！
12：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 09:14:12 ID:/9OWWmyQ0: そうこうしているうちに夕食。
この日の夕食は、ご飯に味噌汁、鯖、煮物だった。
でも、味がおかしい。ご飯はいつもより甘いし、味噌汁や煮物は味が薄い。(なんか、出汁が全くきいてない感じ)正直あんまり美味しくなくて、残してしまった。
時間は夜8時。弟がいつまでも帰ってこないことに気づく。
『お母さん、R(弟)は?』
『Rって誰？？』
えっ…
またしても大パニックに陥る私。
『だからRだって！！なんでこの時間になっても帰ってきてないの？』
『何を言ってるのやら‥』
後からわかったけど、この世界では私は一人っ子で、弟は存在しないらしい。
そして、この頃から母も、私の様子がおかしいことに気付きだして、不安になっているようだった。
13：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 09:15:12 ID:/9OWWmyQ0: そうこうしているうちに夕食。
この日の夕食は、ご飯に味噌汁、鯖、煮物だった。
でも、味がおかしい。ご飯はいつもより甘いし、味噌汁や煮物は味が薄い。(なんか、出汁が全くきいてない感じ)正直あんまり美味しくなくて、残してしまった。
時間は夜8時。弟がいつまでも帰ってこないことに気づく。
『お母さん、R(弟)は?』
『Rって誰？？』
えっ…
またしても大パニックに陥る私。
『だからRだって！！なんでこの時間になっても帰ってきてないの？』
『何を言ってるのやら‥』
後からわかったけど、この世界では私は一人っ子で、弟は存在しないらしい。
そして、この頃から母も、私の様子がおかしいことに気付きだして、不安になっているようだった。
14：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 09:32:47 ID:/9OWWmyQ0: とりあえずぼんやりと、ソファーに座ってまたテレビを見た。
『バーチャルモッツァレラ』とかいう、聞いたこともない芸人がやたらと出てきた。どうやらこの世界では流行ってるらしい。
その後はお風呂に入って就寝。
落ち着かなくてなかなか寝れなかった。
15：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 09:44:42 ID:/9OWWmyQ0: 次の日は学校。
京急を使って通学していたが、こっちの世界でも京急は存在するらしく、車両のデザインもほぼ同じ感じ。
けど、あるはずの駅がなくなってたり、知らない駅が増えてたりでパニック。(半分以上の駅はこっちと一緒だったけど)
路線図を見てみると、降りるはずの駅がない！
(どこで降りればいいの～泣)
パニックになっていると、Yくんが乗ってきた。
Yくんは当時片思いしていた男友達で、野球部だった。
16：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 10:18:23 ID:/9OWWmyQ0: とりあえず話しかけてみた。
『あっ！Yくん！おはよ！』
『えっ？？俺、ですか？？あ、はい…』
なぜかよそよそしい。
『え、Mさん(私)ですよね？いや、クラスも違うし話したことないし、正直びっくりしちゃったんで‥』
ここでまた私はオロオロ。
『ええ！何回も話してるし、自分で言うのもなんだけど、うちら割と仲良いじゃん！』
ここでYくんもオロオロ。
これ以上話しかけても迷惑かと思い、ごめんなさいと言って離れた。ここまでの経験上、おかしな世界に来てしまったのは察していた。Yくんと私が友達では無くなっているのも分かった。とりあえずYくんと同じ駅で降りれば学校には辿り着けるし。
17：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 10:33:56 ID:/9OWWmyQ0: 違う世界に来たことを悟った私は、どうしたら元の世界に戻れるかとか、そんなことばかり考えていた。
最初に見かけた数学の先生も、母もYくんも、すれ違う人も、なんか異質な感じがするし、空の色も建物もなぜか奇妙な感じがする。
早く、元に戻りたい。
18：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 11:07:49 ID:/9OWWmyQ0: 学校に着くとすぐに、保健室に向かった。
またあのベッドで寝れば、元に戻れるかもしれない。

『失礼します』
『あら、Mさん、どうしたの？』
保健室の先生は、医療用のゴム手袋に、がっしりしたマスクを付けて出てきた。
『あれ、ベット空いてないんですか？』
『そうなのよ‥新型インフルエンザかもしれなくて。重症なのよ。病院にもうすぐ行くんだけどね。』
『え、新型インフルエンザなんて流行ってるんですか？？』
『えーっ！？知らなかったの？？流行ってるじゃない。とりあえず、保健室にはあまりいない方がいいわよ。Mさんは別の部屋で手当てするわね。』
そのまま、保険相談室という部屋に連れてかれた。
『ごめん、聞くの忘れてたわね。今日はどうしたの？』
するとわたしの口はなぜか自然にうごきだし、今までの経緯を話し出した。保健室のベットから起きたら違う世界に来てたこと、今まで起きた奇妙なこと、全部話した
19：不思議な名無しさん：2015/04/29(水) 11:09:25 ID:/9OWWmyQ0: 予定があるので、また近いうちに続き書きます！
途切れ途切れになってしまってすみませんm(_ _)m
20：不思議な名無しさん：2015/04/30(木) 10:24:00 ID:e.pEKFWE0: 続きまってます
21：不思議な名無しさん：2015/05/03(日) 17:02:53 ID:/9OWWmyQ0: 遅くなってすみませんm(_ _)m
続き書きます！
22：不思議な名無しさん：2015/05/03(日) 17:29:42 ID:/9OWWmyQ0: 『悪いけど先生、保健室に戻って他の子の面倒見なきゃいけないから、カウンセラーの先生を呼ぶわね、』
私の話を聞き終わると、不気味に思ったのか、先生はそう言ってそそくさと保健室に戻ってしまった。
それから少し待つと、カウンセラーのおばちゃんが入ってきた。
『こんにちは。少し待たせちゃったわね。カウンセラーの小松です。』
『Mです。よろしくお願いします』
ここまでで私が出会った人は皆、こっちの世界にも実在する人だったけど、小松さんに限っては、こっちの世界では見たことがない。(そういう理由で小松さんだけは実名を伏せないで書いてます。)
小松さんはとても優しい口調で私に話しかけてくれたので、なんでも話せた。私はまた、今までの経緯を全部話した。
23：不思議な名無しさん：2015/05/03(日) 17:57:36 ID:/9OWWmyQ0: 小松さんまでもが、私を気味悪がってしまうのでは‥と、正直不安だった。しかし、小松さんはかなり意外、っていうか予想外すぎる返事をした。

『…私ね、確か3年前くらいにも、同じような相談を受けたのよ。』
『えっ？』
『男の子だったんだけどね。Mさんと同じように、違う世界から来てしまった子がいたのよ。』
『そうなんですか！？』
かなり驚いた。私以外にもそういう人がいたんだ。
『その子の住んでる世界ではね、日本は戦時中だったって言ってたわ。
シェルターで眠っていたら、この世界に来てしまったらしくて。
最初はこの世界に来てかなり戸惑ってたの。学校も毎日保健室登校で、いつも私のところに来ていたくらい。けど少しずつ、授業を受けるようになって、楽しそうにしていたわ。何より、この世界は戦争がないし平和なのが良いって言ってね。来て半年ちょっとたった頃には、すっかりこの世界に慣れてたわよ。』
『今は、どうなったんですか？？』
24：不思議な名無しさん：2015/05/03(日) 18:02:30 ID:/9OWWmyQ0: 『それがね、一年ちょっとたったころかな。突然姿を消したの。学校にも来なくなって。家の人に連絡しても、なんのことやらって言われちゃて。』
『元の世界に帰れたってことですか？？』
『きっとそうだと思うわ』
25：不思議な名無しさん：2015/05/04(月) 11:38:59 ID:1VXRuS2Y0: へい
26：不思議な名無しさん：2015/05/09(土) 23:01:12 ID:/9OWWmyQ0: 続き書きます！
27：不思議な名無しさん：2015/05/09(土) 23:09:51 ID:/9OWWmyQ0: 『私も、元の世界に戻れますかね、、』
『そのうち戻れるから大丈夫、大丈夫！』
戻れるっていうのは、根拠があって言ってるようではなさそうだけど、小松さんに言われると不思議と元気が出る。
そのあとは、さっきの男の子の話とか、お互いの住む世界についてのんびり語り合った。
28：不思議な名無しさん：2015/05/09(土) 23:55:41 ID:8zxBc83o0: ぐぐると出てくるヴォニッチ手稿の絵を見なかったですか？
29：不思議な名無しさん：2015/05/10(日) 13:41:08 ID:FrRTEaqk0: 面白い話だな～。続き楽しみ。
30：不思議な名無しさん：2015/05/11(月) 10:41:53 ID:ttbFuCOU0: ほう、よくこんな細部まで覚えてるものだな…記憶力半端ないな、続けて
31：不思議な名無しさん：2015/09/03(木) 13:40:01 ID:4UPw2ZG60: いい所で終わってる・・・
こういうスレおおいねこの板