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神社で度胸試しした

1不思議な名無しさん:2015/03/20(金) 12:03:10 ID:EYZOnkL.0
中学生だった時(十数年前)、俺は友人たちと
塾に通ってたんだ。

その時の実話。

乱筆勘弁です。
文才ないのであたたかい目でおねしゃす。
あと、だいぶ昔の話なのでところどころ
矛盾してるかもしれませんがニュアンスでご理解ください。

2シンペー:2015/03/20(金) 12:04:34 ID:EYZOnkL.0
スマホからなんで多分そのうちID変わっちゃうから
コテ付けます。

3シンペー:2015/03/20(金) 12:12:05 ID:EYZOnkL.0
俺と友人たちは中学時代、大手有名進学塾に通ってたんだ。
そこで俺らを担当してくれてたH先生が独立して個人塾を開くと
いう事で俺らはH先生の個人塾に移る事にした。

H先生はちょっと広めのアパートを借りて
自宅兼塾みたいに使ってた。

H先生は授業中はすげー怖かったけど
授業以外では俺らと全力で遊んでくれるような先生。

日曜に塾に遊びに行くと競馬の予想させられたり
(実際に先生はその馬券を購入。先生曰く競馬は推理する力が付くらしい)
ほんとに授業以外ではお兄ちゃんのような存在だった。

4シンペー:2015/03/20(金) 12:19:57 ID:EYZOnkL.0
塾に通ってたメンバーは
・俺(シンペー、チビでクソガキ)
・やっちゃん(悪友、デカい)
・つーちゃん(ゲーマー、まじめ)

もちろん他にも生徒はいるけど
この話に出てくるのは以上。

で、3年生の夏休みの時に夏期講習をしてたんだけど
ある日、先生が受験時の度胸をつけるために度胸試しをしよう!と言い出した。

5シンペー:2015/03/20(金) 12:31:54 ID:EYZOnkL.0
授業が終わると夕飯を食って度胸試しスタート。
度胸試しの内容は一人ずつ塾からチャリで15分位の所にある神社に行き
先生が隠した名前の書いてある紙を探して持って帰ってくる、
というシンプルな物。

ただし、紙の隠し場所は全員違う。
さらにノーヒント。

6シンペー:2015/03/20(金) 12:34:24 ID:EYZOnkL.0
ちょっと席外します。

7シンペー:2015/03/20(金) 14:42:42 ID:EYZOnkL.0
戻りましたので続きを書きます。
誰も見てなそうですが・・・。

じゃんけんで順番を決めた。
1番つーちゃん 2番俺 3番やっちゃん
になった。

つーちゃんが19時くらいにスタートしたと思う。
つーちゃんが度胸試しに行ってる間、残った3人で
当時塾内で流行っていたスーファミ(F1のやつ)をやりながら待ってた。

次が俺なのでビビりの俺は
内心ドキドキしながらつーちゃんの帰りを待ってた。

1時間くらいでつーちゃんが戻ってきたと思う。
『何処にあった?』とか『神社どんな感じ?』とか
色々聞いたと思う。

8シンペー:2015/03/20(金) 14:53:34 ID:EYZOnkL.0
そんなこんなで
いよいよ俺の順番。

多分20時前後。
塾から愛車でかっ飛ばす。
恐怖心を忘れさせるためにも
結構飛ばした。

塾を出て山手通りに沿って走り、
線路を超えて商店街と住宅地の中を走った。

初めて行く神社だったので
神社を見つけるのにも苦労した。

住宅地までは普通の街。
だけど住宅地から1分も走ってないのに
神社の周りは空気が違った。
ビビってたから、そう感じただけだと思うけど。

9シンペー:2015/03/20(金) 15:09:34 ID:EYZOnkL.0
特にライトアップとかは
されてないんだけど、なぜか青白く光ってるように
見えたのを覚えてる。
街灯のせいかもしれないけど。

神社の前にチャリを停め
ビビりながらも鳥居をくぐり
石の階段を上がり中へ入っていった。

その日はすげー暑くて晴れてたんだけど、
神社の中はひんやりしてた。
神社の芝生や草も雨上がりみたいに濡れてた。

とりあえず紙を探さなきゃ帰れないと思い
必死に探した。
賽銭箱の横や裏、水が流れてる手を清める所とか
境内の下とか。
ちなみに、やっちゃんの名前が書いてる紙を
おみくじ結ぶ所で発見した。
だからおみくじと並べて結んでやった。

これでやっちゃんはパニックだろう。

10シンペー:2015/03/20(金) 15:29:01 ID:EYZOnkL.0
肝心の俺の紙が見つからない。
もう一度、境内や池、賽銭箱付近を調べるがやっぱり無い。

ふと神社の裏側に繋がってるであろう、けもの道が目に入った。
パッと見、神社の裏は森のようになっているんだけど
もしかしてと思いその小道を進んでみようと思った。

小道の入り口に近づくと草むらからガサゴソと音がした。
ビックリして心臓が止まるかと思った。

怖かったけど何の音なのか気になってしまい
恐る恐る覗き込んだ。

すると急に草むらから
見た事ない位デカい蛙がジャンプした。

俺は日頃から虫も蛇も蛙も手づかみで
捕まえたりして遊んでたので
そういうの生き物には慣れてたんだが
それでも見たこと無いサイズだった。
30cm位はあったんじゃないかっていうくらい。
恐怖心で大きく見えたんだと思うけど。

生まれて初めて声を出して驚いた。
腰が抜けてしばらく動けなかった。

でも紙を見つけないと帰れない。

11シンペー:2015/03/20(金) 15:39:14 ID:EYZOnkL.0
余裕の無くなった俺は早足で
裏に続く小道に入っていった。
ちょっと走ってたと思う。
恐怖のあまり。

小道は半円になっていて
境内の右から入ると森を抜けて
境内の左に出れるようになっていた。

俺は境内の右側から小道に入った。
小道を進むと神社も木々に遮られ見えなくなり
ただの森の中を月明かりを頼りに進んでいく感じになった。

しばらく行くと小道の右側に地下に続く小さな石に階段があった。
思いっきり気味が悪かった。
方向的にはその階段を下りてくと神社の地下に繋がってそうだった。

その階段は深さが2m位しか無くて小道からでも
階段の奥にある木製の扉が見えていた。

蛙で漏らす寸前だった俺はその階段を下りる勇気は無かった。

さらに早足で進むと境内の左側に抜けた。


しばらく進むと小道の左側に

12シンペー:2015/03/20(金) 15:42:57 ID:EYZOnkL.0
>>11
間違えた。
こっちが正解。

余裕の無くなった俺は早足で
裏に続く小道に入っていった。
ちょっと走ってたと思う。
恐怖のあまり。

小道は半円になっていて
境内の右から入ると森を抜けて
境内の左に出れるようになっていた。

俺は境内の右側から小道に入った。
小道を進むと神社も木々に遮られ見えなくなり
ただの森の中を月明かりを頼りに進んでいく感じになった。

しばらく行くと小道の左側に地下に続く小さな石に階段があった。
思いっきり気味が悪かった。
方向的にはその階段を下りてくと神社の地下に繋がってそうだった。

その階段は深さが2m位しか無くて小道からでも
階段の奥にある木製の扉が見えていた。

蛙で漏らす寸前だった俺はその階段を下りる勇気は無かった。

さらに早足で進むと境内の左側に抜けた。

13シンペー:2015/03/20(金) 15:58:20 ID:EYZOnkL.0
限界に達した俺は一度神社を出て
近くの公衆電話で塾に電話をして
先生にヒントをもらう事にした。

神社を出るとすぐに公衆電話があったので
先生に電話してヒントをもらった。




ヒントは
『階段をよく探せ』

生まれて初めて
他人をぶん殴りたいと思った。

14シンペー:2015/03/20(金) 16:08:29 ID:EYZOnkL.0
俺は塾内で一番のワルガキだったので
このまま見つけらないで帰るというのは
格好悪すぎる為、意地だけで再び小道に入っていった。

小道に入ると一気に静かになるように感じた。

そして階段を発見。

一歩一歩階段を下りていく。
普通の階段より一段一段が子供には高く感じた。

階段の下に着いた。
階段の途中には紙は無かった。

目の前には木製の扉。
ここを開けてみるしかない。

鍵が掛かっていれば言い訳が出来る。
鍵が掛かってろ!と念じながら
扉に手を伸ばした。

15シンペー:2015/03/20(金) 16:38:59 ID:EYZOnkL.0
はい、開きました。

むしろ鍵も木製で朽ち果てちゃってたんで
鍵そのものが無かったです。

木製の扉の奥は横幅が1m位の通路になってました。
通路は10mない位でした。その奥にも同じような扉が付いてました。
通路は何の灯りでかはわかりませんが、
豆電球くらいのボンヤリした明るさくらいはありました。

周りがハッキリと見えてるわけじゃないですが紙が見当たりません。

やっぱり反対側のドアを開けなきゃだめか、と思いました。

もうこの頃になると恐怖感がマヒしてたように思います。

16シンペー:2015/03/20(金) 17:50:51 ID:EYZOnkL.0
反対側の扉の鍵も古いためか、朽ち果てています。

恐る恐る扉を開けると外に続く石の階段があります。

ちょっと混乱して怖くなって扉を閉めます。

反対側の扉に戻り、開けるとやっぱり外に続く石の階段が。

パニックになり何度も扉と扉を開けては閉めて、
開けては閉めてと往復していました。

もう紙の存在など頭に無かったです。
ですが、一つ嫌な事に気付いてしまいました。

17シンペー:2015/03/20(金) 18:08:48 ID:EYZOnkL.0
俺、どっちから来た?

やばい、わからない。

やばい。

ですが、いつまでもここにいたってしょうがないし、
第一この通路が怖い、と思い勘で一方の扉から出て小道を戻りました。

境内を抜け、鳥居をくぐり、チャリに乗り、
全力でこぎまくりました。

山手通りに出ると、まだまだ交通量が多かったので安心しました。

結局、紙を見つけられないで塾に戻ってきました。

18不思議な名無しさん:2015/03/20(金) 18:13:19 ID:AP3gxDY.0
見てるよ

19シンペー:2015/03/20(金) 18:37:43 ID:EYZOnkL.0
まだ続きがありますが、読んでくれる方がいたら
書きますね〜

20シンペー:2015/03/20(金) 18:38:30 ID:EYZOnkL.0
>>18
いてくれた〜!!

21シンペー:2015/03/20(金) 18:44:34 ID:EYZOnkL.0
塾に戻ると既につーちゃんは塾にいなかった。

俺が予定より遅くなっちゃったから
終わったヤツから帰ったんだと思った。

やっちゃんはすでにビビってる感じだった。
それにしてもやっちゃんのビビり方が激しかったので
不思議に思っていたんだけど、
俺の帰りが遅いから怖い話をしてた、と先生が教えてくれた。

やっちゃんはあまりビビりな方じゃないんだけど、
やっぱり内心は怖いんだな、と少し安心した。

だって俺は紙を持って帰れなかったから。

22シンペー:2015/03/20(金) 18:55:50 ID:EYZOnkL.0
その後、やっちゃんが神社に行ったけど
1時間くらいして塾に電話が来て紙が無いって。

そりゃそうだ。
結んじゃったもん。

そこで先生に結んだ場所を教えて、
やっちゃんに伝えてた。

その時、俺の紙の場所も教えたらしく
やっちゃんは結局2枚とも持って帰ってきた。

俺の紙が何処にあったか聞くと、
『鳥居をくぐってすぐの階段を登ったすぐ横』と。

俺は心の中で『そっちの階段か〜い!』と叫んでいた。

23シンペー:2015/03/20(金) 19:04:49 ID:EYZOnkL.0
塾からはやっちゃんと俺は反対方向の帰り道なので
一人で帰る事になる。

ちなみにつーちゃんとは家がすぐ近くなので
一緒に帰れる。

先に帰ったつーちゃんを少し恨んだ。

その日はそのまま家に帰って、
風呂入ってすぐ寝た。

夏期講習に行くため、
つーちゃんの家に呼びに行った。

俺の家からは5件ほど先。

ピンポンしても誰も出てこない。

24シンペー:2015/03/20(金) 19:19:21 ID:EYZOnkL.0
10分位ピンポンして待ってたけど
誰も出てこないから諦めて先に行くことにした。

塾に行くとやっちゃんはすでにいた。

先生につーちゃんの家に寄ってきたけど誰もいなかった、というと。

先生が『誰が?』と。

つーちゃんが、と。

『誰だ、それ?』と。

やっちゃんにも聞いてみたが
知らない、と。

最初は先生もやっちゃんも笑いながら答えてたけど、
何回も聞くうちにだんだん真顔になってきたので
冗談じゃないんだ、と思い何も言えなくなった。

25シンペー:2015/03/20(金) 19:24:40 ID:EYZOnkL.0
勉強の内容なんか全然頭に入らない授業を終えて
急いで家に帰って母につーちゃんの話をした。

母もやっぱり知らない。

でもつーちゃんの家にはつーちゃんの家族が住んでる。
つーちゃんパパもつーちゃんママもお祖父さんも。

つーちゃんだけがいない。

26シンペー:2015/03/20(金) 19:30:39 ID:EYZOnkL.0
でも母がこんな話をした。
『○○さんのお家(つーちゃんの苗字)はね、アンタと同じ年の子が
いたんだけど、生まれる直前だか、生まれてすぐだかに亡くなられたのよ。
アンタの夢の中にそのお子さんが出てきたんじゃない?』みたいな。

それと、○○さん家の心の傷は癒えてないと思うから
その話は外でするな!と。

自分でも今思えばホントに夢だったのかな、とも思いました。

だって誰もつーちゃんを知らないから。

ちなみに
やっちゃんは今でも年1回位で飲みに行ったりしてます。

27シンペー:2015/03/20(金) 19:34:57 ID:EYZOnkL.0
なんでこんなオチも無く、
たいして怖くもない話を書いたかと言いますと、

つい先日やっちゃんと電話してまた飲もう
っていう話をしたんですが、
その時にやっちゃんが

『今までずっと言わなきゃって思ってたんだけど、
 俺覚えてるんだ・・・・・・つーちゃん』って。

28不思議な名無しさん:2015/03/20(金) 21:15:47 ID:AP3gxDY.0
んでんで

29不思議な名無しさん:2015/03/20(金) 21:27:00 ID:bmBxHNV.0
神社の地下?からの出口を間違えたからつーちゃんがいない世界に出ちゃったのかな?
でもそれだとやっちゃんがつーちゃんを覚えてないはずだしな…

30不思議な名無しさん:2015/03/20(金) 21:29:41 ID:kaYWmC3MC
なんでやっちゃんは今まで黙ってたんだろ
続きが気になるからはよ

31不思議な名無しさん:2015/03/21(土) 00:50:33 ID:ee4sH4t.0
はよ

32シンペー:2015/03/21(土) 11:43:09 ID:MorPOzek0
お待たせしちゃってスイマセン。
仕事でトラブルがあり始発で帰ってきました。

では、続きです。

33シンペー:2015/03/21(土) 11:49:10 ID:MorPOzek0
やっちゃんと電話して次の土曜日に飲もう、となりました。

土曜日になりお互い仕事を片付けてから
行きつけの居酒屋に集合しました。

俺が店に行くとやっちゃんは来ていて
すでにビールを飲んでいました。

最初は近況報告したり、仕事の事、家族の事、
下ネタ等よくある話題をツマミに飲んでいました。

ですがやっぱりつーちゃんの事が気になり
俺からつーちゃんの話を振りました。

34不思議な名無しさん:2015/03/21(土) 12:27:15 ID:7Ba4qXsg0
凄まじい創作臭
続きはよ

35シンペー:2015/03/21(土) 13:01:25 ID:MorPOzek0
以下、その時の会話ですが多少酔っ払ってたので
細部は違うかもしれませんが大筋ではこんな感じです。

俺『おまえさぁ、電話でつーちゃん覚えてるって言ってたじゃん?』

や『う〜ん、そうなんだけど』

俺『なんで知らないって言ってたの?』

や『いや〜、「つーちゃん」は知らないんだよ。でも「その子」は覚えてるんだよ』

俺『は??』

や『昔、塾で度胸試ししたじゃん?お前が「つーちゃん」て言い出した時。
  で、お前が神社行ってる間、最初先生とゲームしてたんだよ。
  なんとなく横見たら男の子が消えてったんだよ。知らない奴だし、
  いつからいたのかもわかんなかったから、霊が見えちゃったんだと思って
  すごくこわかった。で、そいつが消えてく時に目が合ったんだ。
  それが忘れられなくて。』

36シンペー:2015/03/21(土) 13:19:43 ID:MorPOzek0
との事でした。

だからその時消えた子が俺の言う「つーちゃん」なんじゃないかと。

やっちゃんも夏期講習の後、家に帰った時に
親に塾で子供が消えた話をしたらしいけど親はあまり本気にとらえてない
感じだったらしい。

特に盛り上がりも無いけど、
これで度胸試しの話は終わりです。

飲んだ時に
もっと色々話したんだけど文才が無く
どう書けばいいかわからないから
こんな感じになっちゃった。

読んでくれた方ありがとうございました。

37不思議な名無しさん:2015/03/21(土) 15:10:12 ID:glZmkCrM0
面白かった♪

38シンペー:2015/03/21(土) 17:34:01 ID:MorPOzek0
>>37
ありがとうございます!

39不思議な名無しさん:2015/03/23(月) 21:48:14 ID:Igh612e60
実話だとしたら、その神社に実際に1が行った階段や小道はまだあるの?

40シンペー:2015/03/23(月) 23:37:19 ID:ttV8sgoY0
>>39
どうでしょうか。
自分は10年程前に引っ越してますので詳しくはわかりませんが
神社はあると思いますよ。

41不思議な名無しさん:2015/03/24(火) 23:30:56 ID:47J.LBO.0
つまんね
もう少し現実感だせたらいいかも!
次は頑張れ


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