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宇宙人にマジで会った話し
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前回>>477の続き
今この瞬間に太陽が消滅したとする。
すると太陽の重力により引き付けられている地球はすぐにその
干渉を解かれて宇宙空間に放り出されてしまうのか?
太陽の光は地球に到着するまで8分20秒程かかっている。
地球は太陽の光がなくなり暗闇に変わる前に地球から見た太陽
は小さく見えていく事になる。
これは重力という力が光速を超え伝達すということになるのだ
が、はたしと本当だろうか?その疑問を解くために、
アインシュタインはニュートンの法則を捨て相対性理論を提唱
した。相対性理論は、
「どんな場合も光速は一定であり、いかなる情報も光速よ
り速くは伝わらない。」
とし、空間における点間の状態を表す場に働く力は波で伝達す
るとした。
そのため上の問いは、暗闇と同時に太陽の重力の干渉を解か
れるのである。
力も波も一つの物理的空間における2つの側面であり、静的な
場は力を表し時間的に変化する場は波を表している。
ここで「波動」に関する発展の端折り
・アインシュタインの光子説(光電効果だっけ?)
・ド・ブロイによる電子説(ド・ブロイ波)
・マクスウェル方程式の電磁波の証明
・シュレディンガー方程式による電子波の成立
ここでおなじみ波動関数なるものが登場。
有名なのが「シュレディンガーの猫」のお話。
波動を(は)収束するか収束しない(必要ない)で2つの解釈が
あり、それぞれ
・コペンハーゲン解釈=観測すれば収束する
猫の例でいうと、箱を空けて初めて結果ががわかる
・エヴェレット解釈=多世界解釈
猫が生きている世界と死んでいる世界に分岐しお互いの世界は
干渉しない。
もうちょっと詳しくいうと、猫が生きていた場合観測者は生き
ていた世界系にいる、逆に死んでいた場合・・・以下略
つまり、物体の状態をあらわす可能性は観測という行為で決ま
る(他の可能性が消える)のではなく観測者自身も分岐するた
め無限に存続する。
しかし、一方の系に属したとき他の系は観測する事ができない
とされる。
要は観測・証明に必須な波束収縮=投射仮説がないただの解釈
にすぎずコペンハーゲン解釈を投射仮説としたところで、猫の
問題を解決したわけでなく、EPRパラドックスを解決するには
隠れた変数が不可欠である。
両解釈共通で量子デコヒーレンスにより、時間反転対称性はなく
不可逆であり光速を超えての情報伝達はできない。
後にこのシュレディンガー方程式はディラックにより多時間理論
が構築され、我等が朝永先生による超多時間理論といわれる
くりこみ理論として相対論的量子力学、場の量子論として引き継
がれる。
その2へ続く
ちょっとご飯
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