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民話・昔話・地域伝承スレ

1不思議な名無しさん:2014/03/20(木) 17:00:50
スレタイの通り

みんなが知っているこういう話を教えてほしい

2:2014/03/20(木) 17:10:40
どこの地方で
聞いたまたは知ったかも書いてほしい


こういう話が好きな人多ければいいなぁ

3マタギの話:2014/03/20(木) 17:27:55
岩手の山奥の出身なのだが、俺が通っていた小学校は
地域のお年寄りから昔話を聞く会があって
その会で唯一覚えている話

あるマタギの父子が居た
その父は優秀なマタギで、村でも有名だった
対して子供の方は15を過ぎているのに、猟をろくに手伝ったこともない
手伝わなかった理由には家事等のちゃんとした理由もあったが
その子供は鉄砲が上手くなかったし怠けものだった

ある日、父親が
「男なんだから、嫁と子供を持ったときに飯を食わせる稼ぎがないと駄目だ」
と子供を猟に連れ出した
だが、家にいるばかりの子供が山で素早く動けるわけもなく父親の足手纏いだった
そして獲物である熊を見つけたが
逆に熊は子供の方に襲いかかり、それを庇って父親は死んでしまった。

4不思議な名無しさん:2014/03/20(木) 17:41:21
そんでそんで!?

wkwk

5マタギの話:2014/03/20(木) 17:56:24
>>3の続き

近くにいた別のマタギが駆けつけて熊を追っ払い、子供は無事だった
父親の葬儀の後、その子供は1人で猟に出たが細々と食いつなぐぐらいの稼ぎしかなく
父親がいたころに比べれば天と地の差だった

親しい人間に相談してみると
「父親の形見のマキリを動物の足跡に刺せ、そしてその足跡を辿れば動けなくなった
動物がいるはずだ。ただ、これをやるのは本当に喰えなくなったときだけだぞ」
と言われた

次の日の猟で試してみると、足跡の先に足が地面に張り付いて動けなくなっている熊を見つけた
早速銃で撃ち殺して、猟の成果にした
一回でやめればいいものを、元々怠け者だったせいもありその子供は毎日のように
それをやり、父親以上の稼ぎをするようになった

あるとき、その子供が寺に行くと坊さんが
「お前の父親は四十九日を過ぎてもまだお前の近くにいる。なにか心あたりはあるか?」
と聞いてきた
その猟のことをいうと、坊さんは
「このままじゃ、お前の父親は成仏出来ない。これを持って猟に行ってみろ」と子供にお札を渡した

6マタギの話:2014/03/20(木) 18:19:48
>>5の続き

いつものように、動物の足跡を見つけるとマキリを刺し足跡を辿った
するとそこには、死んだ時と同じように血まみれの父親が鹿を押さえつけていた
今まで楽に動物を撃てたのは見えない父親が押さえつけていたからだったのだ
死んだ父親にまで甘えていた自分のふがいなさに気付き、その血まみれの父親に泣いて謝った
父親はすこしだけ笑ったが、それでも鹿をおさえ続けていた

子供はもしやと思い、マキリを刺したところまで戻り足跡から引き抜いた
そしてまた足跡をたどるとさっきまでいた鹿と父親はいなくなっていた
子供はさらに足跡を辿り、さっきの鹿を見つけた
ろくに手伝ったことのない父親の猟の仕方を必死に思い出し
木陰に隠れながら鹿を撃ち、見事に仕留めた

それからはマキリを足跡に刺す方法を使わず、必死に鉄砲の練習をした
腕のいいマタギに頼み込んでついて行き、鉄砲以外のことも勉強した

その子供はどんどん力を付けていっていつのまにか一人前となり
奥さんをもらい、子供にも恵まれ、父親以上に有名なマタギとなった

どんど晴れ


長文失礼しました。

マキリというのは山刀のことで、ナイフみたいな物
足跡に刺すのはマキリじゃなくて、父親の遺骨、または父親の獲物の骨だった気もする…

7不思議な名無しさん:2014/03/20(木) 18:53:33
面白かった乙!
マンガ日本昔話みたいでたのしめた

8不思議な名無しさん:2014/03/20(木) 18:54:57
http://wararei.yakumotatu.com/images/023_792.jpg

9関東の河童の話:2014/03/21(金) 07:52:18
近所の沼の伝説、ちょっと変な話。

昔ある花嫁が嫁入りの日に晴れ着を着て舟で沼を渡っていましたが、悪ふざけした河童に舟ごと沼に沈められてしまいました。

怒った花嫁の母親が龍になり河童を咥えて天に昇っていったそうです。
以上

10犬が鳴く山:2014/03/25(火) 13:43:16
山のふもとの村に猟で生計立ててた若者がいた。
若者は母親と2人で暮らしてたんだが、母親がその日ちょっと具合悪かった。
で、「よーし今日は大物狩って母ちゃんに元気になってもらうかー」って感じで張り切って家を出たのよ。

11犬が鳴く山:2014/03/25(火) 13:43:37
若者が狩りに行く時に、いつもお供に連れてく犬がいて、その日ももちろん連れてった。
で、山の奥の方に入ってくと犬が何かを発見したみたいで、
若者がそっちを見るとめっちゃ大きな鹿がいた。
若者は「こいつは上物だ、きっと母ちゃんも喜ぶぞ」って喜んで、
鹿に気付かれないようにそっと近づいていった。

12犬が鳴く山:2014/03/25(火) 13:44:02
もうちょっとで鹿に飛び掛かれる…そしたら手元のナタで…ってところで、
いきなり足元にいた犬が狂ったように吠え出した。
当然鳴き声に驚いた鹿は逃げる、それを見て若者ブチ切れ。
「お前のせいで獲物に逃げられたじゃねーか!」と、持ってたナタで犬の首を切った。
切られた勢いで宙を舞う犬の首。

でもよく考えてみると何かおかしい。
いくら勢いよくてもそんな遠くまで首が跳ぶものなのか、しかも変な方向に向かって。
そんな事考えてると犬の首が落ちた茂道から何かが出てきた。

13犬が鳴く山:2014/03/25(火) 13:44:33
蛇だった。
それもさっきの鹿なんか比べものにならんくらい巨大なやつがこっち睨んでる。
「あ、俺死んだ」って直感的に思った若者だけど、なんか大蛇の動きがおかしい。
よく見ると首だけになった犬が蛇の喉元に噛みついてる。

それで、若者は睨まれた時に腰抜かして動けなかったんだけど
蛇は犬に噛まれて、のたうちまわって若者に対しては何もできない状態。
しばらくすると大蛇がドシーンって音立てて地面に倒れて動かなくなった。
犬の首も蛇から外れて地面に落ちた。

14犬が鳴く山:2014/03/25(火) 13:44:54
若者は、自分を助けてくれようとした犬を、感情に任せて殺してしまった事を後悔して、
犬の首と体を持ち帰ってきちんと供養した。

「この言い伝えからあの山は犬鳴山と呼ばれるんじゃよ」
って俺の地元じゃ有名な話。

15不思議な名無しさん:2014/09/07(日) 20:24:46 ID:7Z8xDex.O
おーい
ここに来た人、返信頼む♪

16ドリフト:2014/09/08(月) 12:06:39 ID:7Z8xDex.O
俺は、不思議な話の海のソコに居る…。
不思議界の深海魚と呼んでくれ。

17不思議な名無しさん:2014/09/09(火) 20:21:51 ID:7Z8xDex.O
えーい

18不思議な名無しさん:2014/11/08(土) 00:47:59 ID:fJ6IDl/w0
俺の村では熊が神様としてあがめられている。それは昔、狩りの季節に獲物がなかなか取れなくてその村はとても冬が越せそうになかったらしい。

19不思議な名無しさん:2014/11/08(土) 00:55:05 ID:fJ6IDl/w0
そこで村で一番の猟師と持て囃されていた親子が冬の山に行くことになった。
その時、父親は息子に中身が抜けている鈴を持たせたそうだ。
そして、身支度を整えて山に入ったがやはり動物も冬眠している。
しかし、冬眠していなかった動物がいた。それが山の主と言われている体長二メートルを越える熊だった。
冬眠できずに腹を空かせた熊と対峙してしまった親子は身動きが出来なかった。
そこでがぶりんちょ
じゅぼっじゅっっぼっっっじゅぼじゅぼんほぉぉぉぉぉぉ!!!!!! 
いいのぉぉぉ!!

20不思議な名無しさん:2014/11/14(金) 14:46:09 ID:Z2FbgHxg0
何処かの村の娘が気に入って
神が人間として暮らした。
という伝説は何処の村の話だか忘れてしまいました。
検索しても見つけられない。

21不思議な名無しさん:2014/11/14(金) 19:47:57 ID:f8bfxBlA0
ある島に、神社にある狛犬の目が赤くなったら、島が沈むという言い伝えがあった。
ある日、島に住むゴロツキが、狛犬の目を赤く塗った。
驚いた島民たちは、みんな船で島から逃げた。
一人島に残ったゴロツキは、金目の物を盗んだり、食料を漁ったりしてやりたい放題。そのまま眠ってしまった。
その夜、ゴロツキと共に、島は沈んだとさ。


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