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未解決事件を挙げてみんなで考察するスレ

130不思議な名無しさん:2022/01/07(金) 20:49:50 ID:???0
ttps//ja.wikipedia.org/wiki/感染症の歴史

チフスの流行と識別

チフスはもともと発疹チフスのときに見られる高熱による昏睡状態のことを古代ギリシアのヒポクラテスがぼんやりした煙がかかったを意味するギリシア語typhusと表記したことに由来するといわれるが長い間発疹チフスと腸チフスパラチフスの区別がなかった

腸チフスパラチフス
腸チフスやパラチフスは16世紀のイタリアの数学者でもあり医者でもあったジェロラモカルダーノが発見者といわれているがこれはともにサルモネラの一種であるチフス菌によるもので発疹チフスとは全く異なる条件下異なる病原体が原因で起こるものサルモネラ症である症状が似ているため区別が遅れた1836年にようやく両者の識別がなされて別の疾患として扱われるようになった

発疹チフス
発疹チフスとはコロモジラミが媒介するリケッチアによる感染症で高熱せき発疹が特徴である人口密集地域不衛生な地域にみられ冬期または寒冷地での流行が顕著である1490年スペイン兵がキプロス島から発疹チフスをもちこみヨーロッパで流行し1545年にはメキシコで流行した17世紀以降ヨーロッパの王侯貴族や裕福な中上級市民の間で頭髪を丸刈りにしてかつらをかぶる習俗が大流行した背景にはシラミ予防の意味もあったという
1812年のナポレオンのロシア遠征の際にはフランス軍で大流行し大勢の死者を出した19世紀の発疹チフスの流行はコレラとともに労働運動活発化の一因となり各国は都市の改造や公衆衛生を徹底させるなどの都市政策をおこなった第一次世界大戦下のロシアでは3000万人が罹患しその1割にあたる人びとが死亡しているまたナチスドイツによるユダヤ人虐殺のための強制収容所内でも大流行したフランスの細菌学者シャルルジュールアンリニコルはフランス植民地のチュニスチュニジアにおいて風土となっていた発疹チフスを研究し病院に入院すると感染しない傾向がみられるから院内と院外の条件を比較して患者の衣服に着目したニコルは1928年に発疹チフスの研究でノーベル生理学医学賞を受賞している

リケッチア感染症の流行
リケッチア症はリケッチアという病原体がダニなどの節足動物を媒介として引き起こす感染症であるリケッチアはウイルス同様細胞外では増殖できず抗生物質も効かないリケッチア症には上述した発疹チフスのほかロッキー山紅斑熱や日本紅斑熱があるツツガムシケダニによって媒介されオリエンティアツツガムシツツガムシリケッチアへの感染によって引き起こされるツツガムシ病もリケッチア症に属する




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