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元文学青年の俺が世の中の俗物を徹底的に馬鹿にするスレ
64
:
元文学青年の俺
:2025/10/14(火) 10:50:49
さて、
>>51
で初めて言及され、
>>56
でも考察した「応答してくれないカミサマ」について、
もう少しうだうだ書いてみる。
この「応答してくれないカミサマ」の問題は
>>54
で指摘されているようにヨブ記が提示
している問題でもあるし、キリスト教を土台とする西欧世界では、別言すれば、「神なき世界」
の問題とも表現できるであろう。
この「神なき世界」を自分の文学テーマの主軸に据えたのは、周知の通り、ドストエフスキー
であった。アルベール・カミュなどもこの問題に取り組んだ。また、ニーチェは
「神は死んだ」と堂々たる「神の死亡宣告」を19世紀末におこなった。
権威の最上位である神が死んだとされたからには、それ以外のすべての権威も失墜せざるを
得ない。それ以降、モラルの根拠は失われた。20世紀は「ニヒリズムの世紀」であったと
言っていい。
この潮流は現在もなお進行中である。20世紀後半の一時期、実存主義が登場して、
モラルやヒューマニズムの回復が図られたようであるが、一時の流行で終わってしまった。
現在、キリスト教原理主義が根強く力を保っているアメリカなどでもじわじわと無神論が
普及しつつある。われわれ現代人は神のいない荒野をさまよっているのである。ある
意味で、人類はいわゆる「歴史の終わり」に確かに到達したのである。
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