したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

2021/3/21 村田純一『「わたし」を探検する』批判

1野口:2021/02/14(日) 21:53:30
岩波哲学塾・『「わたし」を探検する』批判を行い、心身問題の意見交換をしたいと思います。
特に第6日と補講を中心に行います。該書が手に入らなくても、資料は用意しますので安心してご参加下さい。
クオリア、哲学ゾンビ、水槽の脳、スペクトルの逆転、ハードプロブレム等にご関心の方にはぜひ。

双書 哲学塾 「わたし」を探検する 、村田純一、岩波書店、2007年。
村田先生は東大の現象学・科学哲学者です。

31野口:2021/03/18(木) 22:22:33
ウラサキさん

唯物論、そうかもしれません。

32横山信幸:2021/03/21(日) 20:48:07
久しぶりに参加させてもらってやはり面白かったです。
野口さん、発表ありがとうございました。
野口さんの説は唯物論的な物理主義の立場からカント的な超越論的な視点も踏まえつつ心身問題に迫ろうとするとこんな形になる、という一つのモデルをしてしてもらったという風に解釈して話を聞かせてもらいました。その視点で見ると野口さんの言われた話はそれぞれ話の筋は通っていて了解できるものだったと思います。
しかし、久保さんやムラタさんからの指摘があったようにそれが現象学やその他の哲学の立場の心身問題の回答になっていたかと言うと疑問が残るところはあったような気がします。しかし、それでも、今日の野口さんと久保さん等との議論のすれ違いのなかにそのすれ違ってしまう問題の種子みたいなものが見えた気がして、その点とても興味深かったです。僕はそこにカントの言う権利問題(アプリオリな形式がどこまでアポステリオリな質料に対して口出しできるのかという問題)が関係してるように思われました。
これまでの野口さんの唯物論的視点と哲学的心身問題の視点との対立の構図は今日の話し合いでもやはり見られましたが、今日はそれをいう権利がどこまであるのかという問題が見え隠れしていたぶんいつも以上に有意義な話し合いだったように思いました。
また参加させてもらいます

33ウラサキ:2021/03/22(月) 13:10:16
野口さんの説は、脳が外界からの刺激を処理加工の上、認識しているという、ごく穏当で自然科学的な見方との印象を受けました。
ただ用語が少々混乱気味であったので、聴講していた我々に伝わりにくかったのではないかと思います。
チャ―マーズのいう「ハード・プロブレム」も脳科学の進歩によってやがて解決・解消されるであろうというお立場かと。

外界刺激を想定している以上、「唯脳論」にせよ「脳が世界を生み出す」にせよ、一種の刺激的キャッチ・コピーに過ぎないのではないでしょうか?


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板