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ヤスパース『哲学』を読む

1則天去私:2019/09/23(月) 07:22:13
中公クラシックスの、ヤスパース『哲学』を底本として、ネット読書会をはじめたいと思います。
ヤスパースは、現存在と自己存在、実存を使い分けていますが、これらの相違は一体何なのか。また現存在でも、現存在と、世界現存在、独自現存在、時間現存在と使い分けていますが、これらと実存解明、実存的交わり、限界状況とはどういうつながりがあるか等を考えたいと思います。

2横山信幸:2019/09/23(月) 23:35:36
則天去私さん、こちらに書き込みますね

ヤスパースの読書はみなさんもある程度興味を持たれていると思いますよ。
僕はヤスパースについては、ほとんど知らないので、則天去私さんが自らヤスパースを読まれて、その感想や内容をここに書き込んでもらえたら勉強のなるし、面白そうだなぁ、と思って見てます。

則天去私さんはみなさんの反応がなくっても、そんなの気にしないで自分が面白いと思う思索内容を書き込まれたら良いと思います。
その内容に、僕や他の人が触発されて食いつくかもしれませんし、残念ながら触発されないで食いつかないままかとしれませんが、
それでも、則天去私さんが面白がって思索したのであれば、その内容をみんな応援して見てくれてます。誰もそんなの書かなくて良いなんて思ってませんから、自信持って書いてください。

楽しみにしています。

3則天去私:2019/09/24(火) 05:31:33
ヤスパースは限界状況を言いますが、今僕が置かれているのが限界状況なので、身につまされます。
ヤスパース『哲学』の実存開明は、自己存在→交わり→限界状況という流れです。
自己存在は他人との交わりなしにあり得ないとか、他人を愛することなしに自分を愛せないとか、争いと援助はどちらも避けられないとか、面白いことを言います。

4則天去私:2019/09/24(火) 05:39:43
横山さん
ありがとうございます。

5横山信幸:2019/09/24(火) 07:34:16
限界に挫折することこそが実存だ

って感じの話と捉えたら良いですか

6則天去私:2019/09/24(火) 08:32:06
横山さん
僕の解釈では、どういう発想をしてどういう行動をしても、いろんな人から責められるのが限界状況かなと思います。

7則天去私:2019/09/24(火) 12:44:33
詳しくいうと、
現存在は孤独を感じると、不満を感じ、交わりを求めるようです。交わりが深まると、実存的な交わりになり、実存的な交わりは、愛しながらの闘争で、同一個人が勝利と敗北を同時に感じるらしい。

8横山信幸:2019/09/24(火) 14:54:13
実存的な人との交流において愛しながらの闘争に勝ちつつ負けることが限界状況、
ということですね
愛憎乱れる凄い話ですね。
ヤスパースはその限界状況を肯定しながら否定するみたいな話になるのでしょうか

9則天去私:2019/09/24(火) 17:11:36
横山さん
限界状況の詰めはよくわからないです。ヤスパースは、愛しながらの闘争と、力ずくの闘争を区別しているので、その辺の差はあるかな、と。
愛憎乱れるというよりは、論争などでお互いに高め合うのが愛しながらの闘争で、相手をやっつけるのが力ずくの闘争ではないかと。

10横山信幸:2019/09/24(火) 17:38:54
じゃあ、その愛はエロチックな愛とはあまり関係ない感じなのですか。
愛憎どろどろのエキサイティングな哲学なのかと思ったのですが、そういうのではないのですね。それはちょっと残念な気もします。

でも、実存を人との関り合いという視点から扱ってるところは、とても面白そうですね

11則天去私:2019/09/26(木) 08:35:38
ヤスパースは『哲学』で、歴史や意志や自由についても論じています。意志と自由が結びつくのはわかりますが、そこに歴史が出てくるのはよくわかりません。ヤスパースの『世界観の心理学』がハイデガーに影響を与えているし、ヤスパースもジンメルも、現存在という言葉をさかんに使います。現存在はハイデガーの専売特許ではないし、ハイデガーとヤスパースは、問題意識が接近することがあると思います。


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