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エトセトラ
201
:
夫正彦
:2019/11/14(木) 12:01:06
いろいろ論点はあると思いますが、
1)実際に重要な哲学者の翻訳は日本が多いのか
2)そこから日本の哲学は諸外国に比べて優れていると結論してもよいのか
1)についてはそれぞれの国で人気のある哲学者ってあるでしょうから、その哲学者が別の国の人なら
翻訳も多いでしょう。ある哲学者の著作がほとんど翻訳されて手に入りやすい、というだけでは、
その哲学者がその国で人気がある、というだけしか意味しないような。もちろん、全体的に、
誰が考えても重要だと思える哲学者の著作がほとんど翻訳されていることがはっきりすれば、
確かに哲学的環境は優れていると言えます。
ヨーロッパやアメリカでは、他の国の哲学者でマイナーな著作も読む必要があるのなら、その国の
言語を習得して原書で読む、ということがあるのかもしれません。
2)は日本の哲学者とその哲学が、国際的によく知られていて、影響を受けた外国の哲学者も多い、
なら、日本の哲学は優れていると言えるでしょう。
まぁ、以前に、日本の江戸時代の識字率は当時世界一だった、みたいなことを言う人がいて、
調べてみると、江戸時代にきちんとした識字率調査はされていないし、明治になってからの調査でも
地域や男女の別でかなりの差があって、決してそういうことは言えそうにない、ということが
わかったということがあって、こういう言説にはちょっと引っかかるのです。
また、哲学をやっている人として、自分の傾向性(自国を称賛しがち)に無自覚で、こういう
言説に飛びついてしまうというのはどうなのかと、自分に対しても批判的になるべきではと
思いました。
いや、そもそもきちんとした根拠があれば(又はもっと限定した言い方なら)それはそれで、
文句をつける気はありません。
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