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【芸術表現】象徴とその働き【文化形成】

316Anonymous:2016/07/11(月) 04:48:49 ID:C8orBQNo0
マウロの「地図」は、しかし狭い空間のなかに閉じこもって肥大した想像力の産物である。
それはいわば彼の「幻想」のかたちである。
中世の「世界地図(マッパ・ムンディ)」の伝統を継承しているが、しかし印象はかなり違う。
最大の特徴は、南が上に来ていることで、これはイスラム世界の習慣を採用したものらしい。
マウロはポルトガルのアルフォンソ五世の依嘱により地図製作を続けたが、
王はイスラム圏のものを含む多くの海図を彼に与えたようである。
マウロの地図において、イェルサレムはもはや世界の中心ではない。
大西洋とインド洋の位置も地中海のかたちも正確である。
中略

「地理」はあたうかぎり正確を期したけれども、「地誌」のほうはイタリア的幻想に身を委ねたのだ。
そして、この「世界」の外に円形の「エデンの園」が描かれている。
中略


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