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【芸術表現】象徴とその働き【文化形成】

301Anonymous:2016/05/14(土) 23:52:30 ID:xzxKdvvg0
クザーヌス的な宇宙で、どうして1は秘数4の原理をとおして、
10をつくりだしてみようとしたりしたのでしょうか。
その10はまたどんな情熱につき動かされて、みずからの展開と
しての平方数100を生み出そうなどと思ったのでしょう。

それはあの「一性」自身が、自分の外に自分を投射したいと欲望したからにほかなりません。
「一性」は、自分を外に展開してみて、そこから自分のほんとうの姿を
憶測したり、認識したりすることによって自分をよりよく知りたいと願ったのです。
ですから、クザーヌスの宇宙では、純粋なunitasは、
いつも自分の外に、「一性」にとっての「他者」を展開しようと身構えている、
ということがわかってきます。

ですから、1が10に、10が100に、その100が1000にと展開してくる、
例の「四つの一性」の展開全体が、神と精神の一性にとっては、
他者をたえまなくつくりだしてくる運動にほかならないわけです。
ということは、秘数4をもとにしたこの全体性の宇宙は、「一性」のなかから
「他性」をたえまなく生み出していく「一性-他性」の構造の繰り返しとして、
重層的につくられている、ということになるのではありませんか。


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