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「まじめな話」の板

8455蒼天の實相:2019/05/13(月) 18:49:25
〜菜食主義について⑭〜

5.健康への影響
5.5.母体からの子供への影響
ベジタリアンの母親に尿道下裂児の出産する割合が高かったという報告から、植物性エストロゲンとの関連が示唆されている[97]。大豆に含まれるイソフラボンが、代表的な植物エストロゲンであり、一部のがんや更年期障害、2型糖尿病、骨粗鬆症の予防効果が確認されている。
しかし、危険視されることがあるエストロゲン受容体へのプロモーターには、ポリ塩化ビフェニルといったダイオキシン類があり発がん性や催奇形性が確認されており、生物濃縮されるために動物性食品から多く摂取されることになる。このような主張は『小さな惑星の緑の食卓』に見られる。


5.健康への影響
5.6.菜食と栄養素
肉にのみ含まれる必須栄養素はないという指摘や[98]、人間はヴィーガン式の食事で丈夫に育つという指摘[99]があるものの、菜食では、気を付けなければならない栄養素がある。ビタミンB12やビタミンD[100]は植物性の食品にはほとんど含まれない。
ビタミンB12[編集]

詳細は「シアノコバラミン#吸収源」を参照
ビタミンB12は微生物によってのみ合成され[101]、動物性食品には多く含まれるが、植物性食品にはほとんど含まれない[102]。このため完全菜食の場合は注意を要する。
海外のベジタリアンのサイトの報告では、血清ビタミンB12値は、ビタミンB12欠乏症を悪化させる可能性のある有害なビタミンB12類似体もビタミンB12として計測されてしまうために、尿中メチルマロン酸を調査すべきで、海苔を食べることはビタミンB12の供給源であるという論文の結論に同意しないと主張し、その理由として統計上の有意差はないが改善もしていないためである[103][104]。尿中メチルマロン酸を計測した研究は、1日あたり海苔を4グラム以上摂取していた4名は尿中メチルマロン酸の上昇を示さなかったことから、海苔を毎日4グラム以上摂取することで、ビタミンB12の供給源になることが示唆されている[105]。
日本の女子栄養大学の研究では、161名の厳格な菜食主義者は、血圧、BMI、血清脂質が国民健康調査の同年齢より低いことが判明している。また、αリノレン酸から体内で合成されるEPA、DHAは血清中の濃度が低いが、よりきわめて重要なDHA量を反映する赤血球中では比較的多く、想定よりもリスクが低いことが報告されている[106]。
ビタミンD[編集]

紫外線を浴びれば体内でも合成されるが、一般的に不足するので食品から摂取する必要がある。ビタミンD2は大部分の植物性食品には含まれず、キノコ類に含まれているのみであり、[100]ビタミンD3は動物に多く含まれる。適切でないベジタリアン・ヴィーガン食では欠乏症を起こすことがある。[107]キクラゲには多く含まれている。[108]
ω-3脂肪酸[編集]

ω-3脂肪酸は必須脂肪酸で、欠乏により学習能力、視力の低下をきたすことが報告されている[109]。ベジタリアン食では比較的少ない。[110]植物性ではαリノレン酸としてエゴマ油等に多く含まれる。[111]
飽和脂肪酸[編集]

ベジタリアン食では飽和脂肪酸は比較的少ない。[110]飽和脂肪酸摂取量が少ないと脳出血、総死亡率、がん死亡率、冠動脈疾患死亡率の増加があるという研究結果がある。日本政府は飽和脂肪酸について全カロリーの4.5%が摂取下限、7%が摂取上限としている。ただし、動物性タンパク質の影響とを区別していないため、動物性食品からの摂取を推奨している。[112]2015年版の「アメリカ人のための食生活指針」では、飽和脂肪酸の摂取量は全カロリーの10%以下にするよう推奨している(下限はない)。[113]植物性ではココナッツ油等に多く含まれる。[112]なお、飽和脂肪酸摂取量と血清コレステロール濃度は正の相関を示す。[114]


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