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「まじめな話」の板

8449蒼天の實相:2019/05/13(月) 18:31:23
>>8448
〜菜食主義について⑧ー2〜

日本での食料自給率の低下は、海外で枯渇が懸念される地下水を使うことにつながり[59]、フードマイレージ(食料の輸送距離)を増加させ輸送のためのエネルギー消費を増やしている。(しかし、日本での農産業も資源の浪費や環境危機といった側面を持っている。大量の肥料を必要とする農産物の消費量が増えたことは食料自給率の低下の一因である[60])
自給率低下は、米の消費が減少し、食糧自給率の低い畜産物や油脂の消費量が増大してきたことが一因である。畜産物の国内自給率は必ずしも低くないが、畜産物を生産するための大量の穀物や原料を輸入に頼る点が大きい。飼料自給率は25%程度で推移し(H28は27%)[61]、畜産物の自給率は15%程度で推移している(H28は16%)[62]。
飢餓[編集]

肉類の消費量増加の意味は、飼料用の穀物消費量が増える→国際市場における穀物の価格が上昇→貧しい人々が必要とする穀物を買えなくなる、ことである。
現在十分に栄養の取れない飢餓人口は約8億人いる(2014年)。[63]1997年から2003年の世界の食用作物41品目の収穫物のうち36%は家畜飼料とされた。[51]
しかし、地域的な貧困や食料分配の不公平も解決しなければ、菜食社会でも飢餓は発生し得る。このため、フランシス・ムア・ラッペは後に、『食糧第一-食糧危機神話の虚構性を衝く』の運動を起こした[64][65]。
環境問題[編集]

2006年、国際連合食糧農業機関 (FAO) は畜産が環境破壊への主な脅威であると報告した[66]。
2008年1月、自身がベジタリアンでもある気候変動に関する政府間パネル (IPCC) のラジェンドラ・パチャウリ議長は、肉は生産過程で二酸化炭素を大量に排出し輸送でもエネルギーを使用するので、肉の消費を減らすことは個人ができる温暖化対策の一つであると述べた[67]。ラジェンドラ・パチャウリ議長は、畜産産業からの温室効果ガスの排出量は世界中の約20%であるとし、イギリス政府に2020年までに国内の食肉消費量を60%減らすことを求めている[68]。
2009年、ワールドウォッチ研究所(レスター・R・ブラウンが設立)は、畜産業は、輸送などを含め世界中の温室効果ガスの51%を排出していると報告した[69]。
2017年に発表された研究では、野菜中心の食事に切り替えることで二酸化炭素の排出量を0.8t相当削減できると報告された[70]。
「温室効果ガス」も参照
森林破壊[編集]
アマゾンでは伐採された森林の7割が畜産での放牧による。[71]アマゾンの森林喪失面積のうち牧場面積は約33.6万?(96年時点)[72]。牛肉が主な輸出品となっている中米のニカラグアでは、2011年から2016年の5年間に540?の森林が草地に変わり牛の放牧が広くみられる。[73]
メタンガス[編集]
ウシなどの反芻動物は消化の際にCO2の20倍以上の温室効果を持つメタンガスを大量に排出している。
しかし、実際には、農業排出区分から水田だけを対象にした米国環境保護庁 (EPA) の報告書で、水田(稲作)のメタン放出量は年間6000万〜1億7000万トンであり、家畜からのメタン発生量は年間6500万〜8500万トンと推定される[74]。
なお、ウシなどの反芻動物は消化の際に排出されるメタンガスの日本国内の年間排出量は、国内の温室効果ガスの年間排出量(二酸化炭素換算)の約0.5%ほどの微量である[75]。
水源汚染(糞尿問題)[編集]
畜産業の発達と郊外の都市化が進んだことにより、畜産農家が排出する大量の糞尿、臭気及びハエなどの害虫が住宅街に影響を与える場合がある。糞尿の消臭・処理対策に限界があり、後継者不足も伴って廃業を余儀なくされるなど根本的な解決手段は見つかっていない。畜産動物の糞尿の不適正処理で、クリプトスポリジウムや硝酸性窒素等による河川や地下水等の水源が汚染される。[76]


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