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【質問受付】人工言語・言語学質問スレッド

36 ◆UOXJ7Oxg.I:2012/07/20(金) 17:14:01
論点まとめようか。

1. 英語で、否定文にせずに存在しないことを表現する方法はある。それが absent である。
これは >>11 に対する回答。

2. では absent は「普段使う英語」 (>>18) や「自然に使う日常的な言い方」 (>>31) かどうか。
これは「普段」「自然」「日常的」がどのような状況を想定しているのかによって答えも変わってくる。
私の手持ちの辞書で absent をひくとフォーマルな表現として不在を表すと書いてある。
なので、例えば、小学生同士の会話にはそぐわない可能性が高いと思う。
一方で、大人同士の会話なら >>18>>31 の要件を満たすと思う。私ならそう判断する。

>>23 でちゃんと断ってある通り、absent はラテン語由来の言葉であり、日本語の「不在」のようなものなので、語彙としては高級な部類に入る。しかし英語にはラテン語の子孫のフランス語が、日本語には漢語が大量に入っているので、これらを排除しては日常会話も困難になってしまう。なので、absent も「不在」も日常的な自然な言葉、普通の言葉と認めても良さそうなものなのに、なぜか納得してもらえない。この原因は、ひょっとしたら absent の訳語と「ない」の英語表現にあるのではないかと想像する。

absent は中学校では be absent from で「欠席する」と習うが、これは absent のごく一部の意味にすぎず、もっと広く、不在を表す語として使って良い。しかし「欠席する」という意味に引かれて、それを「ない」に使うことに抵抗があるのではないかと思う。

もう一つは、「ある」「ない」の英語表現の例として There is ... しか出てきていないが、この構文が使える範囲は意外と狭く、日本語の「ある」「ない」を英訳するには別の表現でなければならないことが多々ある。その代表が have で、>>30 の猫の尻尾も、There is not a tail ... などとは言えない。なので There is not の言い換えとして is absent を使うと不自然になる場合も少なくないと思うが、There is not の守備範囲よりも is absent の守備範囲の方がひょっとしたら広いのではないかとさえ思う。私は >>26 で「リンゴに absent は変だよな」と思いながらも、もっと一般的な意味で存在しないことを表す表現として「言えます」と答えたが、これが There is not an apple on the table. と The apple is absent from the table. が等しいという、文字通りの意味に解され、不信感を抱かせてしまったのかも知れない。これは私の失敗。


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