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【質問受付】人工言語・言語学質問スレッド

183 ◆UOXJ7Oxg.I:2013/02/07(木) 22:00:55
>>175
完了時制の have/be + PP について

1 印欧祖語のアスペクトは完了と未完了の対が基本で、これにアオリストが加わる。

2 分詞もそれぞれのテンスとアスペクトに対応したものが発達した。
 その中でも特に重要なのが完了分詞と未完了分詞。

 ギリシア語やサンスクリットは分詞の種類も多い。
 英語は二種、ラテン語は四種しかない。

3 分詞は元々は名詞を修飾するものとして発達したのであり、最初から複合時制の部品としてできたのではない。

 未完了分詞:英語の現在分詞に相当。継続、能動を表し行為主を意識する。
 完了分詞:英語の過去分詞に相当。
 ├自動詞の完了分詞:完了を表す。
 └他動詞の完了分詞:完了だけでなく受動や行為の成果物を表す。

4 主格補語としての用法

 be + 自動詞の過去分詞→能動態完了相に発展。
 be + 他動詞の過去分詞→受動態に発展。

5 目的格補語としての用法

 >>171 にて既述。後に複合時制に発展。

6 have + PP

 have + 他動詞→ 5 から発達。
 have + 自動詞→通常あり得ない組み合わせ。have + 他動詞からの類推で広まったか。


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