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MHヒーリングのテクニックについてのスレッド

508Plasmer88:2025/12/29(月) 23:42:08 ID:dWrVJu3E0
徳について話題になっていますが、興味深い文献がありました。
スピリチュアルな内容です。

「徳」の起源
https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/0100488557/29-2.pdf

GPT-5.2で要約しました。

要約
本論文は、現代日本語や現代中国語で一般に理解されている「徳=道徳・人格的美徳」
という意味が、本来の「徳」の意味ではないことを、甲骨文・金文・先秦文献の分析
から明らかにしようとする研究である。

1. 問題提起
今日「徳」は「道徳」「人格的善」と同一視されがちだが、この理解は先秦以前の用法
を正確に反映していない。著者は、李玄伯やデイヴィッド・ニヴィゾンなど先行研究を
検討しつつ、その限界を指摘する。

2. 字形と語義の検討
「徳」の字は、
* 彳(行く)
* 直
* 心
から成るが、最初期の形では「心」を欠く場合が多く、道徳的内面性を直接表す字では
なかった。
『説文解字』の「徳は升(のぼる)なり」という説明に着目し、著者は「徳」の原義が
「上昇する力」「到達する力」に関わるものであった可能性を示す。

3. 原初的な「徳」の性格
古代中国における「徳」とは、
* 人が生まれながらに備える天賦的な性質
* 天・神・祖先と交感・交流するための媒介
* 血縁や氏族を通じて継承される超自然的・霊的な力
であり、後世的な道徳規範や倫理意識とは異なる概念であった。

この「徳」は、文化人類学でいう「マナ(mana)」に近い側面を持つが、単なるトーテム
崇拝に還元されるものでもない。

4. 文献証拠
『尚書』『詩経』『国語』『左伝』『周易』などの古典では、
* 「徳をもって天に格(いた)る」
* 「徳により天命を受ける」
* 「徳を失えば天命を失う」
といった表現が頻出し、「徳」が神と人とを結ぶ力として理解されていたことが確認される。
特に、巫(シャーマン)や古代の王・聖人は、強い「徳」を備えることで天と交通できる存
在と考えられていた。

5. 結論
「徳」の原初的意味は、
道徳的な善悪判断ではなく、天・神・自然と人間とを媒介する霊的・生成的な力
であり、現在理解されている「道徳としての徳」は、この原義が歴史的に変質・抽象化され
た結果である。

一文でまとめると
古代中国における「徳」とは、道徳ではなく、人が天や神と交感し、秩序を保つために生ま
れながら備える霊的・生成的な力であった。


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