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実相哲学を論じる部屋

95トキ:2014/02/13(木) 20:43:20 ID:SSPkD/OA
 「神は『無』の世界から如何にしてこの世界を造ったであろうか。如何にして星雲を造り如何
にして電子等々の微粒子を造ったであろうか。そこにはまだ電子の如き微粒子すらも存在しない
のであるから、物質は存在しないのだということができるのである。そこには単に「真空」が
充満している。真空が充満しているという言葉は変であるが、「真空」のみがあるのである。

 しかし、「真空」のみであったならば、「無」よりして「有」が生ずるはずがないのである
から、そこから一切のものが生まれて来る以上は、その「真空」は同時に「妙有」でなければ
ならないのである。即ち、その「真空」は無一物中無尽蔵の真空であり、その真空よりして
一切のものが生み出されてくるのである。「真空」は物質ではない。しかしそこから生み出された
所の天体、分子の構造、その物理化学的微妙な数学的秩序というようなものはそれを生み出した
所の力が驚くべき精妙な「智慧」でることを示していることは既に述べた通りである。即ち物質
ならざる「真空」の世界から、物質の最微小単位である所の電子その他の微粒子を造りだした
所の力は「智慧」であるということができるのである。「智慧」は心の働きであるから、結局、
宇宙の創造は「心の働き」-想念によって造られたものであるということができるのである。真空
を物質に改造し今も宇宙に於いて創造を続ける力は想念であるのである。そして人間においては
その宇宙の創造者の「想念」の力がもっとも完全に意識的に発言しているのであって人間に到る
までの動植物の創造は自動機械的に、或は本能的に行われてきたのみであったが、神は人間と
現れて意識的にその創造力の方向を指導することができるようになったのである。だから、吾々
の魂の奥底なる意識的な願いは神が人間に於いて願う所であるから、大宇宙的な力がそれを
バックしていて必ず成就させてくれるに違いないのである

 吾々はこれを信じなければならないのである。」

(新選 谷口雅春選集 「祈りの科学」 日本教文社 19P~20P)


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