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実相哲学を論じる部屋

618志恩:2015/11/03(火) 23:06:24 ID:6hRUvSRg
神の子さん

まちがえました。
「無門関」を見直しましたところ「拈華微笑」ではなく、題は、「世尊拈華」の方が正しいのでした。すみません。

谷口雅春先生は、

「花にも、宇宙にも 中心がある。そして、すべてのものが、中心に帰一されている。 
という真理を、十大弟子のひとり迦葉だけが
釈尊が差し出した花を見て、にっこり笑ったのを見てとって、迦葉ひとりだけがわかったということで、
迦葉を 後継者にしましたが、
実は、何人も 迦葉と同様に仏道の後継者になる資格を完全に備えているのであります。。

(自覚を迫り、励まされたのですね、われわれのことを)

この波羅華というのは、“高天原”即ち実相世界の構図を象徴的に示すところの華(はな)なのであります。

“波羅”というのは梵語(ぼんごで、“彼岸(ひがん)”という意味であります。
現象世界のことを"此方(こちら)の岸。即ち"此岸(しがん)。
と申しますが、実相世界のことを、現象の此方の世界から見て“彼岸“と申します。

「彼岸に到る」即ち「実相の悟り」に到達することを”到彼岸(とうひがん)“即ち”波羅蜜(はらみつ)“と申します。

実相の悟りに至る六つの道を”六波羅蜜“と申すことは皆さん既に御存知の通りであります。
このように”波羅”という語は、“彼岸”即ち“実相世界“をあらわしているのであります。

その実相世界の構図の通りに、現象世界が成ることを、「みこころの天に成るが如く地にもなる」というのであります。」
とお説きくださっておられました。
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