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実相哲学を論じる部屋

60身分いやしきもの:2014/01/13(月) 11:07:33 ID:iei0MD3c
志恩様

道元の悟りの神髄は「透脱」であるという人がいます。「透脱」とは「なにも考えない」ということだそうです。なにも考えないとはどういうことか、おわかりでしょうか。

たとえば物理学の問題を解いているとします。このときになにも考えずにいられるかということなのです。なにも考えずに、物理学の問題が解けるかということなのですよ。

かつてのわたしは、なにも考えずに問題を解くことができていました。なにも考えずにいると、問題の解き方が自然と思い浮かんでくるのですよ。

しかし、問題を説いていながらなにも考えずにいるというのは、おもうほどに簡単なことではありません。それができるためのポジションに自分をおく必要がわたしにはありました。

「あるポジションに自分をおく」とはどういうことでしょう。万法すすみてくるところに自分をおいて、あとはなにもせずにそのまま万法にまかせておけばすべてがととのうということです。しかしこれをやりすぎたために、わたしはときおり、自分でものぞまぬ無我の境地へとおちいることになります。

一日中、ひたすら仏心の一念でおれ。これはそれほどむつかしいことではありません。あるポジションに自分をおくその仕方さえ間違わなければ誰にでもできることなのです。問題は、誰もがその仕方を間違うことにあります。


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