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実相哲学を論じる部屋
486
:
あめり
:2014/07/23(水) 09:33:25 ID:PttnPLL6
余談
先日、わたしのある技能の先生のお話の中で、
技芸の伝承の世界では
『「師を見るな、師が見ているものを見よ」と言われる』、という話をお聞きしました。
弟子が’’いまの自分を基準’’に、師の技芸を解釈していると、
技芸は代を重ねるにつれて劣化し変形することになってしまう、ということでした。
ですから、師の視点、師の感動を照準にして、師がその作品によって何を実現しようとしていたかを
目指さなければ、その伝統を伝承していることにはならないそうです。
技芸も、厳しい世界がありますね…
この話を聞いて、仏教の「指月の喩」の話を思い出し、
自分の信仰も同じで、’’月’’(真理の本質)を指してもらっても、ついつい、その’’指’’の方を見て、
解釈している自分に気づきます。
技能の稽古も、日々の訓練でだんだんに、見えてくるものがあります。
日々の信仰も、聖典を拝読し、神想観、生活の中の行や実践をすることで、
’’師’’の見ていた、道が見えてくることと、思っています。
謹写とは関係ない話でですが。。
ありがとうございます。
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