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実相哲学を論じる部屋
48
:
身分いやしきもの
:2014/01/12(日) 17:02:05 ID:iei0MD3c
トキ様
実相有相論では、たとえそれを「無我」、「本来の自己」と言い換えたところで、どこまでいっても「私」がついてまわります。有相とは形があるということです。「私」がいなければ誰がその形をみるのですか。誰もみなければ形などないのとおなじです。形をみる「私」は、実相有相論ではなくてはならぬ存在なのです。
実相有相論では、形と「私」がかならず対になって存在します。実相有相論は二元論なのです。「無相」とは、形があろうがなかろうが、それをみる「私」が存在しない状態をいいます。実相無相論こそが、「私」が存在しない一元論です。
「実相をみる」といっても、「私」がみているのであればこれは二元論です。二元論を否定するには、「私」をなくしたところで実相をみるしかありませんが、「私」をなくしてしまったのでは、これは実相無相論ということになります。実相有相論は、どこまでいっても「私」がついてまわる二元論的世界観ということがいえるはずです。
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