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実相哲学を論じる部屋

350トキ:2014/03/29(土) 21:15:37 ID:th4mVDzM
 あと、議論の本筋とは関係ないけど、最近読んだ本の感想など。

 講談社現代新書「科学VSキリスト教」(岡崎勝世著)は、面白い本でした。
近代の科学の発展の中で、キリスト教の宇宙観や世界観と自然科学の宇宙観や
自然観の対立について書かれたものです。

 これを読むと、信仰が、神について語るときの宇宙観や自然観というものの
難しさを感じます。

 もちろん、信仰や宗教が宇宙や自然を語ってはいけない、という事を言いたい
のではありません。

 例えば、曼荼羅の世界や大乗仏教の宇宙観は、物理学の専門家からも高く
評価されています。「チベットの死者の書」が臨死の専門家からも読まれて
います。また、いわゆる「イブ仮説」(分子生物学の発展により、人類の
先祖を辿って行くと、ただ一人の女性に起源を持つという仮説。)などは
ある意味、聖書の言う通りかもしれません。

 しかし、宗教が個人の救済を超えて、世界とか人類とか自然とかに言及
する時には、リスクがある、という事も感じます。その主観的な意図とは
別に、結果として、自然科学との対立を引き起こす可能性を内包している
と感じます。

 これも、現象としての人間の限界かもしれません。

 私個人は、その意味で、個人の救済という第一の使命を超える主張をす
る場合は、考えなければいけない、とも感じています。

 邪魔をして、すみませんでした。


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