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実相哲学を論じる部屋

336初心者:2014/03/29(土) 17:35:26 ID:k.9Qtig6
親鸞は「善人でも往生できるのだから悪人が往生できないはずがない」といってますよね。ふつうは逆だとおもうのですが、なぜこういうことになるのでしょう。

これはおそらく日本独特の考え方です。たとえば日本とヨーロッパとでは、善人と悪人の関係が逆転しているのです。100人の人間がいるとすれば、ヨーロッパでは99人が悪人で残る1人が善人とされるのにたいして、日本では99人が善人で残る1人が悪人とされるのです。

ほとんどのヨーロッパ人は、自分は罪深き悪人だとおもっているので、1人の無垢な善人にすべての罪を引き受けてもらう、という発想がでてくるのでしょう。これにたいして、たいていの日本人は「自分は善人だ」とおもっているので、世の中の悪の責任を1人の悪人に押しつけて、その悪人を退治することだけを考えます。

ある人によれば、善人でいるために悪の責任を他人に押しつける人こそが本当の悪人だそうです。そんな善人でも往生できるのだから、悪を押しつけられた悪人が往生できないはずがない。親鸞がいいたかったのは、たぶんこういうことでしょう。


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