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実相哲学を論じる部屋

23神の子さん:2014/01/09(木) 21:34:34 ID:e8TziFZQ
本流対策室/5

>>5494

うのはな様

 本流対策室/5での投稿ですが、こちらで返事を書きます。

 「がんと闘った科学者の記録」という本を読み直しています。
これは、ノーベル賞に一番近かったと言われながらガンで亡くなった戸塚洋二博士と立花隆さんの
共著なんです。その中に、立花隆さんが、こういう意味の事を書いています。

 「量子力学には、吾々素人には理解が困難な部分がいろいろある。量子力学の世界は、
吾々の日常的な感覚世界とは相当ちがった部分がある。不確定性原理とか、光の波動性
と粒子性の重なりとか、二重スリットの問題とか、シュレディンガーの猫の問題とか、常人
の常識では理解しがたい話がいろいろ出て来る。そういう問題点について、教科書的な
解説書を読めば、それなりにわかったような気にさせられることもあるが、やはり我々常識
人には、どうにも訳が分からない部分が残る。ストンと腑に落ちてこないというか、実感的
納得が得られない部分がある。その辺、プロの物理学者の頭の中はどうなっているのだろうと
思って、理論の教科書的な解説ではなく、実感のほうを尋ねてみたのである。すると、驚いた
ことには、

 「あー、その辺のところはね、我々にしても、完全に納得できていない部分があるのです。
実感としてはわからないが、理論の筋道を追って行くと、それはそういうものとして受け入れ
ざるを得ないということで、実感と切り離して受け入れている部分というものがあるのです。」
(トキ注:これが、戸谷博士の返答です。)

と率直に語ってくれた。(中略)

 そうか、専門家ですら、実感的には理解できなくても、丸呑みしなければならないと思って
丸呑みしている部分があるんだったら、実感的理解にこだわる必要はないのだと思ったので
ある。

 「つまりね、実験で明らかにされた事実は受け入れざるを得ないということです。(後略)」

(同書 43ページ)

(つづく)


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