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復興G
:2013/08/13(火) 05:04:07 ID:AB6RqYXc
『神癒の展開としての人類光明化運動』
― 「神癒の社 “無” の門関・入龍宮幽斎殿」 にての覚え書―
榎 本 恵 吾
五十五
「タバコを吸う」 ということは不自然なことである、ということは、物質なる外なるものに頼っているというところにあると想われる。しかしながら、 『生命の實相』 という、本という物質に頼ることもまた、同じように生命にとって不自然なことである、ということになるであろう。
あるご婦人が 「薬を飲まなくても 『生命の實相』 を読んでいれば治る、と言われて、薬をやめて、読んでいますが 一向(いっこう)に治りません」
ということであった。そのとき私は、 「あなたは薬は飲んでいないといいますが、 『生命の實相』 という本を飲んでいるのではありませんか」 と話したことであった。
生命とは何か。それは、外からの助けをからず、内から展開、生長する智慧と力を備えているもの、ということが出来るであろう。草や木を見ても、外から教えた訳ではないのに、芽を出し、葉を出し、花を咲かせ、実を稔らせるのであって、内からの働きがここにあるのである。
新幹線は大きな働きをするが、これは機械であるから、電線が一本切れれば死んだことになってしまうのである。
これに反して、赤ちゃんは、母親から外に出て、臍(へそ)の緒を切って、外に何もつながらなくなった時 “おめでとう” となって、誕生したことになり、生命が出発すること、生命が生きることになっているのである。
機械が外から助けられなければならないように、赤ちゃんも母親からお乳を貰わなければ生きて行けないではないか、と言うことになるかも知れないが、機械は、電気やガソリンを消化して、生かすことも全部外からの智慧によらなければならないのである。
しかし、赤ちゃんは、どのように呼吸するか、どのようにしてお乳を吸えばよいか。それをどのように消化して栄養にするか、そして、それを適当に配分して、脳髄や内臓を形成してゆくか、この智慧と力は外から来たものではないのであって、百万人のお医者さんがよっても、本当の血液は製造することが出来ないかも知れないその智慧と力がはじめから備わっているのである。
ただこれだけの話では、生まれつき不完全な働きしか出来ない赤ちゃんもあるから、その生命が完全なものであり、それが神のはたらきであるとは言えないのであるが、 「ある大いなる智慧と力」 がここには、はじめから備わってはたらいているということは言えるのである。
もしも、神が完全であるならば、神は外から教えられるということのない存在であり、そこから生まれ出でている神の子の生命もまたはじめから完全である、ということは、事例、体験という一現象からは証明することは出来ないのである。体験というものは、過去の実験範囲内では、そうであったということにとどまるのであり、未来も永遠に必ずそうなるか、ということは保証してくれないのである。それ故、体験という現象に頼るということも、外のものに頼る不自然なことであるということであり、このような様々な生命に対する観方だからこそ、生命が生命として自然な姿で生きられなくなっているところに現代世界のストレスの根本があるのであって、その根本は、生命はみずから立っているという自然な姿をよろこぶことを忘れたところに原因しているのであると言えるのである。そこのところをはっきりと拝み得ているのが生長の家なのである。
なるほど 「生命の實相は未だかつて、生まれたことも、タバコを吸ったこともないのである」 と 『生命の實相』 には書かれている。しかし、その實相が實相たるためには、 「生命の實相は未だかつて物質なる 『生命の實相』 という本を読んだことはないのである」 と言い得て、はじめて實相なのである。そこのところをはっきりしないと、どこかにタバコの煙のようなモヤモヤとした生命の出すくみがはじまるのである。(1998.8.24)
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