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247
:
「訊」
:2014/12/25(木) 08:42:42 ID:???
『幸福の原理』127頁より謹写――
歯痛というものが、現に存在すると自分に感じられる場合に、「歯痛は存在しない」と本当にパッと心を三百六十度回転して、「歯痛なき世界」にするりと這入り得る人はいいけれども、そうでない人には「自分は病気でないことを欲する。自分は病気のないことを欲する。自分は病気を断じて放逐する」とこう大声に叫ぶことも一つの方法であることは前に述べた通りであります。しかしこれは最高のやり方ではない。第二善のやり方であります。第一義諦の真理は「病気本来無し」でありますけれども、現象の相に執われている人には病気なしと考えられないものですから、「私は病気の〝ない〟ことを欲する。自分は神から完全なる自由を与えられているのである。だから、病気を放逐する権利がある。自分は断じてそれを放逐する!」こう心に、又は言葉に唱えることは合理的に感じられるものですから、不合理だと思いながら念じることよりも、合理的だと信じながら念ずる方が、その思念が実現し易いので「病気無し」と信じられない人はこう念じて、これによって病気は完全に放逐されつつあると信ずれば好いのであります。兎も角、吾々の心の世界にある業というものは、形に現われたら消えて行くのであります。それは丁度、時計のネジを廻して置くと、その時計がチンチンチンと時鐘を打つ音を出し、感覚に触れる姿となって現われる毎に、そのゼンマイに潜在する業の力は消えて行きつつあるのであります。それで何日間も度々チンチンチンと鳴ったら、その時計は新しくゼンマイを巻き返さない限り、音を立てなくなるのであります。それと同じく、吾々が心の世界で、例えば腹が立って、ブツブツ言いたくなる。口惜しい、残念だ、と思っていると、そのブツブツがおできになったり、蕁麻疹が出て来たり、口惜しい、残念な思いが、神経痛や、胃痙攣や、いろいろの慢性病になってあらわれてくる。そのあらわれるのは業の力が消えて行きつつあるのです。併し、その時、業のゼンマイを新たに巻き直したらどうなるでありましょう。ゼンマイを新たに巻くとは、新たにブツブツの心を起こす。「こんな病気になってつまらない」とブツブツの心を起こす。「こんなに病気をしているのに、誰も深切にしてくれない、口惜しい」と「口惜しい、残念だ」の業を起こす。こんなに毎度ゼンマイを巻き直したら、幾らチンチンと時鐘が鳴っても、ゼンマイの力は無くなりませぬ。そこで業を消す道は、悪いことが形に現われたら、「ああ有難うございます」とその儘素直に受けることであります。俗に「病気が出る」と申しますが、まことによく請ったものでありまして、病気は業が出て行くのですから、有難いわけであります。病気が入るのだったら可(い)かぬでしょうが、病気が出たのなら「ああ有難うございます」とこう思って、消えて行きつつある病気に感謝すれば好いのであります。感謝致しますと、感謝の心は一番素直な心、そのまますっと受ける心でありますから、反動を伴わないで、エネルギーがそのままそこに止まってしまうのであります。・・・(中略)・・・すっとそれを受けとって反抗しないのであります。「ハイ、有難うございます」の精神であります。そのまま素直の精神で受けないで、「苦しい、痛い」と反抗的に受ければ、業は消えないで、益々増えるばかりであります。ですからその儘に受けるのですね。そのままに受けたら、ボールは手を痛くならせない。病気もそのまま受けたら、病気が断じて苦痛でなしに、業が消えてしまうということになるのであります。
<了>
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