したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

Web誌友会 板/2

2850復興G:2013/09/21(土) 13:16:26 ID:AB6RqYXc

>>2849 のつづきです>

 先生は、まず現象を見て慈悲の心を起こして光明化運動を始められたのではなかった。

 「現象なし」 「完全円満な実相のみ実在」 とお悟りになったところから現象のすがたをご覧になった時、慈悲の心から起ち上がられて、『生長の家』 創刊号に掲げられた、いわゆる 「生長の家発進宣言」 と称されている、正しくは 「『生長の家』 出現の精神とその事業」 と題されたご文章です。

 <<自分はいま生長の火をかざして人類の前に起つ。起たざるを得なくなつたのである。友よ助けよ。同志よ吾れに投ぜよ。

 人類は今危機に頻してゐる。生活苦が色々の形で押し寄せて人類は将(まさ)に波にさらはれて覆没しやうとしてゐる小舟の如き観はないか。

 自分は幾度も躊躇した。起つことを躊躇した。自分は中心者として増上慢のそしりを受けることを恐れてゐたのだつた。一求道者としていつまでも謙遜でゐたかつた。併し今は謙遜でありたいと云ふことが自分にとつては安易を貪る一つの誘惑と感じられる。自分はこの誘惑に打ち克って人類を救はねばならない。自分の有つてゐる限りの火で人類を救はねばならない。自分の火は小さくとも人類の行くべき道を照さずにはおかないだらう。

 此の火は天上から天降つた生長の火である。火だ! 自分に触れよ。自分は必ず触れる者に火を点ずる。生長の火を彼に移す。自分は今覚悟して起ち上つた。見よ! 自分の身体が燃え尽すまで、蝋燭のやうにみづからを焼きつつ人類の行くべき道を照射する。

 自分のかざす火は人類の福音の火、生長の火である。自分は此の火によって人類が如何にせば幸福になり得るかを示さうとするのだ。如何にせば境遇の桎梏から脱け出し得るか、如何にせば運命を支配し得るか、如何にせば一切の病気を征服し得るか、また、如何にせば貧困の真因を絶滅し得るか、如何にせば家庭苦の悩みより脱し得るか……等々。

 今人類の悩みは多い。人類は阿鼻地獄(あびじごく)のやうに苦しみ踠がきあせつてゐる。あらゆる苦難を癒やす救ひと薬を求めてゐる。しかし彼らは悩みに眼がくらんでゐはしないか。方向を過つてゐはしないか。探しても見出されない方向に救ひを求めてゐはしないか。自分は今彼らの行手を照す火を有つて立つ。>>

――上記が 「生長の家発進宣言」 と称されているご文章ですが、『生長の家』 創刊号には、この 「発進宣言」 の前に、次のような言葉が掲載されています。

<<   巻頭のことば

蛇に睨(にら)まれた蛙は恐怖のために動けなくなつて蛇にのまれる。

國が國を恐れるとき莫大な軍費を要する。

就職試瞼に臨んで恐怖心を起す青年はその就職に失敗する。

入學試験に臨んで恐怖する學生はその入學に失敗する。

恐怖が自己の境遇を支配すること斯くの如く甚だしい。

更にそれが自己の病氣や健康に影響するに至つては云ふまでもないのである。

此の恐るべき恐怖心を人生より駆逐すべき道を示さんとするのが 『生長の家』 の念願の一つである。

   *  *  *

  吾れを伸ばすものは、

  絶えず与へてゐると云ふ感じ、

  絶えず人から喜ばれてゐると云ふ感じ、

  与へる歓びは自己拡大の感じ、

  自己の愛が次第に拡がる感じ、

  この感じのうちに生命は伸びて行く。>>

――こうして見ますと、「発進宣言」 だけ読むと悲壮感をもって書かれているような感じを受けますが、その前のご文章を読みますと、そうではなく、「実相独在」 の境地から深い愛と智慧と歓びの情熱をもってこの創刊号が編集発刊されていることがわかります。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板