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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2
5208
:
tapir
:2016/09/25(日) 15:50:09 ID:Cw7YWKn2
>>5201
~5203 マクエリマソ様(「訊」)様
自衛隊について、いつも貴重な情報をありがとうございます。
>>しかも、自衛隊員にはこうした無茶を強要する一方で、そのトップである稲田防衛相は前述のように、南スーダン訪問をドタキャンした。15日のアメリカでの防衛相会談には予定通り出席し、同日にはオスプレイにも試乗したにもかかわらず、その2日後の南スーダンの陸自視察は「アレルギー」を理由に取りやめてしまった。<<
>>いずれにしても、安倍首相や稲田防衛相は自衛隊員を“戦死”の危機に晒しながら、自分たちは安全地帯にいて「命をかける」気なんてさらさらないのは間違いない。しかもそれでいて、連中はさらに、危険な状態をつくりだそうとしているのだ。<<
(上記2件引用元は以下の通り)
http://lite-ra.com/2016/09/post-2572_4.html
安倍総理は、テレビ番組で「あなたは国の為に命を懸けられますか?」と質問されたとき、しばし考えて「△」を挙げたと聞きます。稲田防衛相も南スーダンに視察をドタキャンしたのは、安倍総理と同様、「国の為に命を懸ける気はない」と意思表明したのも同然ですね。
私は一昨年から今年にかけて、インパール作戦に参戦した兵士や将校の手記を4冊(小田敦巳著『ビルマ最前線』、深沢卓男著『祭兵団インパール戦記』、黒岩正幸著『インパール兵隊戦記』、上村喜代治著『インパール』、4冊とも光人社NF文庫)を読みました。各著者は、輜重兵(二等兵)、陸軍大尉、輜重兵(兵長)、陸軍軍曹です。インパール作戦では、31万人派遣された日本軍将兵の19万人が帰らぬ人となり、その多くが餓死、マラリアなどによる病死だったとのこと。
一冊目の『ビルマ最前線』を読んだ時はあまりの悲惨さに読み進むのをためらうほどでした。でもこの4冊を読んで戦闘に携わった兵士・将校の心情に少しでも触れることができて本当に勉強になりました。
輜重兵は、物資や兵器を運ぶいわゆる兵站を担当する兵だと思いますが、いつも敵からの攻撃にさらされています。いつか「訊」様が「後方支援だから安全だという事はない」といっておられたことがよく分かります。
この悲惨な結果となったインパール作戦を指揮したのが牟田口廉也(むたぐちれんや)中将です。
「すなわち支那事変を起こし、大東亜戦争にまで発展させ、そして今ビルマにいる――この牟田口がインドにまで侵攻し、大東亜戦争を終局させる責任があり、これは可能であるという妄想を抱くようになり、その功名心と信念は、神がかり的にまでなっていった。
そして今までにこれに反対する有能な参謀長等は、すべて左遷転出せしめ、自分の意のままになる者を幕僚に据え、方面軍および総方面軍に対しては、これまでの戦功と体験を巧妙に語り、インパール作戦の必勝を要請し、ついにインパール作戦の実施認可を受けるに至ったのであった。」(深沢卓男著『祭兵団インパール戦記』157~158頁)
多くの参謀長たちの反対を退けて、インパール作戦実施に至ったわけですが、物資の補給が出来ず、最前線では飢餓、マラリア、下痢に苦しむ兵士たちが続出する中、牟田口中将は、食料や物資が豊富な後方にいて、作戦を早期に止めることをしませんでした。 その結果、19万人の有為な若者の死(多くが餓死と病死)を招きました。死屍累々と横たわる道は「白骨街道」と呼ばれました。
稲田防衛大臣も現地視察に行くと聞いて、少しは自衛隊員の事を考えているのかと思ったのに、ドタキャンとは!! 結局、現地を見ないで駆けつけ警護を実施するつもりなのですね。
牟田口中将のように自分は安全地帯にいて、「南スーダンは戦闘地域ではない」と国民をだましながら「米国の気に入りたいため」に、自衛隊員を見殺しするつもりなのでしょうか。稲田氏に心底失望しました。
私は、自衛隊を国軍として日本が自主防衛をすることには賛成する立場です。けれども日本の主体性をなくしてアメリカの言うなりになし崩し的に戦闘に参加して、既成事実を作ろうという今のやり方は間違っていると思います。政府は、日本がアメリカから独立するとの覚悟を決めて、堂々と国民を説得すべきだと思います。
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