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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2
2986
:
アクエリアン
:2015/02/19(木) 19:18:29 ID:X49tdNOI
>>2982
>何事もバランスが大切なのでありまして、雅春先生はこのあたりが流石なのです。大日本帝国を賞賛した雅春先生。ですが、負の部分は負の部分として、お認めになられておられるのです。本流派は愛国書すら読んでおられませんから議論が錯綜するのですが、読んでいる方から見れば「谷口雅春」先生ですけれども決して、偏狭な愛国心を煽った方ではナイのです。
これに関しては、次のことも、念頭においておかなければならないでしょう。
http://hikarinoshingun.giri.jp/15-gohou-no-undou/1507daitouasensou-to-masaharusenei/H1601%207daitouasensou-no-hyouka-1.htm
______________________
雅春先生の御発言は、前後矛盾してゐるのだらうか。さうではないのである。「太平洋戦争」を否定した一連の論考には、次のやうな特徴があることが、紙背に徹すれば誰にも見えてくるのである。
・ このやうな論調は占領下に限られること。(先の二つの論考の初出は、「生長の家」昭和二十一年七月号と『白鳩』昭和二十一年十一月号である。)
・ 大東亜戦争における日本の使命については何ら論突・擁護することなく、専ら日本の軍部を批判し、アメリカを賛嘆する論調になつてゐること。
・ 枠線の「太平洋戦争」の言葉が端的に示す如く、占領車の検閲方針に従つてゐること。(占領軍は「大東亜戦争」の用語を一切許さず、全て「太平洋戦争」にや書き換へさせた。)
・ 占領下の一連の論考を収めた「大和の国日本』(昭和五十八年刊)のはしがきには、次のやうにあること。
「占領下の論策は、…理不尽な占領軍による検閲という厳しい言論統制下にもめげず書かれたものである。それはいうなれば、私の出来る限りの占領軍の日本弱体化政策に対する”抵抗の論策”であったのである。これらの論策のなかには今から見れば、”これはどうか”と憚りたいような問題を書いたのが自分にも気づくのである」 (四頁)。
雅春先生の占領下の論考には、必ずしも額面通りには受け取れない特殊な事情が介在してゐることが、ここからも窺ひ知れるのである。
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