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生長の家政治連合と「今の教え」を考える/2
2192
:
うのはな
:2014/07/22(火) 22:01:02 ID:SPQWdu7M
>>2191
昔は戦闘というと、関ケ原の戦いとか、ナポレオンのアウステルリッツの戦いのように、特定の場所に両軍が集まって戦いましたから、死ぬのはほとんど軍人でした。
第二次世界大戦のように、都市の市街地で戦争が行なわれると、民間人が巻き込まれて死ぬことも多々ありました。
統計的に見ると、軍人が2に対して民間人1で死にます。たとえば、第二次世界大戦で死んだ日本人は305万人ですが、そのうち200万人が軍人、100万人が民間人です。
ですから2対1です。ロシアでもかなりの数の民間人が殺されたと言われていますが、ほぼ2対1と考えればいいでしょう。
戦いにおいて虐殺が行なわれたかどうかは、民間人がどれくらいの比率で死んだか、というのが一つの基準になります。戦争全体を虐殺と言わないかぎり、民間人の死亡比率が、
通常の軍人2対民間人1を超えると、虐殺が行なわれた可能性も出てきます。東京大空襲のように、軍事施設を狙って爆撃するのではなくて、最初から民間人を殺すことを目的として爆撃するのも、虐殺に当たります。
南京においても、日本軍が中国軍を攻撃せずに民間人だけ殺したら、その数が少なくても虐殺になります。
しかし、戦闘の中で、自分に鉄砲を撃ってくる中国軍をまとめて殺しても戦争では許されます。
平時で人を殺すと殺人罪ですが、戦争では人を殺すと英雄になります。これも戦争に反対しなければならない理由です。
南京戦について多くの研究が残されていますが、日本軍が殺した中国軍の数は、だいたい10万人ぐらいでした。
これに対して、民間人は、揚子江の沿岸で間違えて殺された人や、その周辺で戦闘に巻き込まれた人も含めて、多い調査で1万人ぐらい死んでいます。
ですから、軍人対民間人の比率は、民間人が多くても10対1です。これは虐殺の内には入りません。
一人ひとりを見てはいけません。たとえば、民間人だとわからずに殺すこともあるし、日本軍だけが聖人というわけでもなく、間違いもあります。
時によってはカッとなって殺すこともあるでしょう。戦場では、どの国の軍隊も同じような残虐性を持ちます。
戦争というのは、そういうものだと思ったほうがいいのです。その中で、南京における日本軍は規律正しく、できるだけ民間人に手を出さないようにしたといえるでしょう。
政府・マスコミは「言葉の魔術」でウソをつく 武田邦彦 著
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