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女子会板/2
786
:
うのはな
:2014/01/08(水) 19:46:12 ID:xYKfPlIY
小学校二年生に進級したばかりの時、ぼくは高知県長岡郡後免町(今の南国市後免町)で
内科小児科医院を開業していた伯父の家に連れていかれました。
母が伯父としばらく話した後でぼくに「嵩(ぼくの本名)はしばらくここで暮らすのよ。病気があるから伯父さんに
直してもらいなさい」と言ったのです。この時のことを書いた詩があります。
母とのわかれ
ぼくらはある日 母とわかれた
ぼくらは身体がよわいから よくなるまで
医者をしていた伯父の家に あずかってもらう
と母にいわれた
「おじさんのいうことをよくきいて はやくよくなるのよ
お母さんはすぐに むかえにきますからね」
母はそういった 母は盛装して 白いパラソルをさしていた
秋のはじめのころだったかなあ
ぼくと弟は 素直に信じた
そして 母をおくっていった 母のパラソルは 蝶のように
麦畑の中を遠ざかっていった 母は何度かふりかえった
そのたびに手をふった
「あなたのお母さんは わるいひとや こんなかわいい子どもをすてて
再婚するなんて」
しかし ぼくらは信じた 母を信じた
「うそだい 病気をなおすんだい」おとうとはそういったひとの手にかみついた
本当のことがうすうすわかりかけてきた頃になっても
ぼくらはずーっと信じていた そして早く丈夫になろうと
冷水まさつをして 風邪をひいた
中略 弟との思い出はたくさんありますが、やっぱり仲良くしたことよりも
けんかしたことを覚えているものですよね。
『わたしが正義について語るなら』 やなせたかし 著
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