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女子会板/2

299うのはな:2013/03/09(土) 17:44:25 ID:beC6QScM
    一万食のごはんの支度

 お母さんから「してもらったこと」は、あまりにも日常的すぎて、「特別なことはありません」という
人が多いものです。でもよく考えてみてください。
 あなたが幼いころに、たとえばご両親が急に出かけることになって、隣のおばさんが「一回だけ」食事をつくって
くれたことは、特別なこととして覚えているものです。
 けれどもお母さんが「毎日」食事を作ってくれたことは、特別なことではないのでしょうか。
お母さんに、一日三回食事を用意していただいたとします。
 それは一年間で約千食、十年間で一万食を超えます。雨の日も、風の日も、体調の悪いときでも、八百屋さんや魚屋さん、スーパーを
回って買い物をする。重たい荷物を持って、家まで送る。料理をする前には食材を洗って切って、煮たり焼いたり揚げたりして、美味しくなるように
味つけをする。

 それぞれ美味しそうにお皿に盛りつける。その一方で、ご飯を炊いてお茶碗に盛って、お皿と一緒に食卓へ運ぶ。
家族が食べ終わったら、残されたお皿を片づけて、洗って、食器棚へしまう。
 いったい、どれだけの時間と手間がかかっているでしょう。
それを千回、一万回....と、お母さんはしてくれていたのです。
 これはものすごいことだと思いませんか。「特別なことはしてもらっていない」なんて、とてもいえないでしょう。
また、お母さんから「特別なことはしてもらっていない」という人は、同時に「自分は、いままでひとりでがんばってきた」
「誰の助けも受けていない」と思っていることも多いものです。
そんな人に、私は「もし○○がいなかったら...」という問いかけをすることにしています。
「もし、お母さんがいなかったら....」「もし、お父さんがいなかったら...」いたとしても、
「二人が出会っていなかったら.....」「結婚していなかったら....」さらに時間をさかのぼって、
「もし、おじいちゃん、おばあちゃんがいなかったら....」あるいは、二○一一年の大震災直後を思い出してみてください。
「もし、電気がなかったら,,,」「もし、水道が止まったら...」「もし、電車やバスが動かなかったら....」
「もし、店に品物が届かなかったら....」

 原子力発電所の事故以降、環境問題に関心を寄せる人も増えました。ですが、毎日吸っている空気、浴びている太陽の光を特別なことと
考える人はそれほど多くないでしょう。
「もし、安心して呼吸できる空気がなくなったら....」「もし、太陽の光が地球に届かなくなったら...」「もし、水が飲めなくなったら...」
そういう風に考えていきますと、私たちは驚くほど多くの「周りの力」で生かされていることに気づきます。
 その素直な驚きと発見が、あなたの心に大きな変化をもたらします。

『お母さんにしてもらったことは何ですか?」 蓮華院誕生寺 内観研修所所長 大山真弘 著


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