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女子会板/2
208
:
うのはな
:2013/01/23(水) 18:49:23 ID:i3j8Ep5w
看板娘
主人のお店(レザーショップ)がオープンして一年が過ぎた。
娘の名前から一字をもらい、屋号をつけたせいか、娘はすっかり看板娘だ。
幼稚園が終わると、娘は私と一緒にお店に直行、夜の九時まで仕事につきあう。
私でさえ、幼稚園の送り迎えと店の手伝いでくたくたになるのに、娘はとてもパワフルだ。
お店に着くと、まず電気をつけるのが娘の仕事。制服から私服に着替えて、さあ、看板娘の出番だ。
お客さんが来ると「いらっしゃいませ」と一番に走っていく。そして籠に入った飴を持って
「あめちゃんでもどうぞ」と、お客さんにすすめる。いつの間に覚えたのか私のまねをして「ごゆっくりご覧ください」
「よかったら試着してください」とすっかりその気だ。
たいていのお客さんは「お利口さんね」「えらいね」と声をかけてくださるので娘も御満悦のようだ。
そしてお客さんが帰るのを見計らって私にそっと聞いて来る。「ママ売れた?」「何か買ってくれたん?」
夜遅く家に着き、車から降りるとき、娘は必ず空を見てお月さんをチェックする。
「あっ!雲がかかっている」「お月さん、大きい!」「お月さん、今日は泣いてる....」
そしてその後、必ず言ってくれる言葉がある。
「ママ、今日もおつかれさん」ありがとう。貴女のおかげで毎日とても幸せです。
木村嬉美 (37)主婦 大阪府吹田市 『夕焼けエッセー』産経新聞社
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