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女子会板/2

196うのはな:2013/01/21(月) 17:51:16 ID:jvrnpIAY

 さて、聴力と引き換えに得た「静かな喜び」の話を紹介しましょう。
横浜市に住むある女性(二十九歳)の投書(読売新聞「ぷらざ」)です。

 一ヶ月ほど前、ふとした事故で右耳の聴力を失い、左の耳もほとんど聞こえなく
なりました。見た目にはわからないのですが、大勢のなかの座談には加われなくなりました。
 幼い子どもたちを前に涙にくれる毎日でした。
でも、いまは違います。聴力と引き換えに得た素晴らしいものに感謝しています。

 娘に肩を叩かれると、「なあに?」としゃがみ込んで顔を覗き込み、表情から言っていることを
読みとる。夫とも同様で、「お帰りなさい」と出迎えて、目と目を見合わせて話す時間がなんと増えたことだろう。
お互いに目を見て話す習慣が定着すると、家族の雰囲気は明らかに、柔らかく、居心地のよいものに変化しました。
振り返ってみると、事故前は家事や忙しさを口実に、家族の話を背中で聞き流していることが多かった。
失ったものは大きいが、わが家はいま、静かな喜びにあふれています。

 大事な聴力を失った悲しみは深く大きいでしょうが、めげずに新たな喜びを見出している姿に心を打たれます。
言葉がなくても相手の話したいことを読みとれる。私たちは、言葉を離せるのに、相手のいうことが理解できない。
これはきっとなにかが欠けているのでしょうね。
 私たちも家族の話を上の空で聞いていたりすることが日常的にあります。
相手のいうことを真剣に聞いていないのです。これは反省しなければなりません。

 たとえば、まず、わが家のマナーとして、「食事の間はテレビを消す」といったことから
始めてはどうでしょうか。
 せめて食事の間だけでも、家族の間であたたかい言葉で話し合うという習慣を、小さいときから
身につけさせたいものです。

 『「いい言葉」は50歳からの「楽しい人生」をつくる』 市堀艶子 著


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