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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4

59初心者:2012/07/08(日) 12:29:04 ID:TfQ0e6RA
さくらちゃんへ

言葉とシャーマニズムの関係、ご理解はいただけましたでしょうか。

それがいつのことだかは知りませんが、シャーマニズムが発見されたのは、
シベリアにおいてだったとおもいます。シベリアに他とは異なる信仰形態が
あって、それが「シャーマニズム」と名づけられたのが事の発端であったと
おもいます。

いったん「シャーマニズム」という言葉ができあがると、世界のいたる場所で、
続々とシャーマニズムが見出されるようになります。それまでは、たんに「他とは
異なる信仰形態」と見なされていたものが、シャーマニズムと見なされるように
なったのですね。

以上のことから何がわかるかといえば、シャーマニズムとでもいうべき意味や概念
が最初にあって、これを「シャーマニズム」と名づけたのではない、ということで
す。シベリア以前には、シャーマニズムに相当するような意味や概念はどこにも
ありませんでした。だからこそ人々は、今日シャーマニズムと呼ばれている信仰
形態を、「他とは異なる信仰形態」というように、ほかとの「差異」でしか認識でき
ずにいたのです。

言葉以前に人間が認識できるのは「差異」だけです。この「差異」に名称をつける
ことで意味や概念の感覚があたえられ、人々はそれが何であるかを知ります。言葉
以前に、人はそれが何であるのかを知ることはできないのですね。言葉以前に
意味や概念があって、あとからそれに名称をつけたとする考え方は成り立たない
ということがわかります。

以上がソシュールの説明になるかと存じます。ソシュールの影響がいかに甚大で
あり、ロゴスを自明のものとして打ち立てられていたそれまでの思想や哲学が、
どれほどまでに壊滅的な打撃を受けたかということが、これでご理解いただけた
ものと考えます。


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