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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4
46
:
初心者
:2012/07/07(土) 16:19:30 ID:TfQ0e6RA
さくらちゃんへ
なぜみんな、それが「完全なる実相世界」でなければならないと決めつける
のだろう。なぜみんな、それが「人間のレベルをはるかに超えた叡智を持つと
と想定される本物の宇宙」であってはならないと考えるのだろう。
じっさいにも、多くの人たちが本物の宇宙について考えてきた。本物の宇宙とは
こんなものだろうと考えてきた。もちろん、その考えがちがっていることもある。
ちがっていれば直せばよい。それがどんなものであるかというのは、たしかに重要
な問題ではあっても、本当に重要なのは、本物の宇宙はまちがいなく存在すると
いう事実なのだから。
アラン・ワッツの『タブーの書』が戻ってきた。久しぶりにページを開いた。「孤独だと
か、宇宙のかりそめの過客であるというこの感情は、人に関するあらゆる科学の
あらゆる認識と完全に矛盾するものだ。わたしたちはこの世界に生まれ落ちた
のではない。私たちは、樹から木の葉が萌え出るように、そのなかから出てきた
のだ。大洋が波打つように、宇宙は生起する。どんな個人も、自然界全体のひとつ
の表現、全宇宙のユニークなふるまいだ」とワッツは熱っぽく語ってくれている。
訳者あとがきに、「(ワッツは)組織に属することを拒み、快楽を愛し、酒を飲み、
LSDで神秘体験を味わった」とある。一方にとどまるのではなく、闇と光のあいだ
を往来する。「イロニー」のこうした考え方を、ワッツは身をもって実践していた。
『タブーの書』が書かれたのは、1966年、フラワームーブメントの全盛期だそうだ。
フラワームーブメントといえば、スコット・マッケジーが『花のサンフランシスコ』で
歌った、あの世界だ。あたしは知らないけれども、ビートニクスよりも少し遅れて
やってきて、フラワージェネレーションと呼ばれるようになった若者たちが、「反戦」
を旗印に既存の価値観の破壊をはじめたあの時代に、『タブーの書』は書かれた。
あとがきには、「現代科学が明らかにしつつある、ひとつの全体の一部なのだ、
という宇宙像」とある。「木から葉が生じるように、私たちは宇宙から生じ、宇宙
と不可分に結びついている」とある。
「現代科学」といったところで、これはずいぶんと古い「現代科学」にはちがい
ない。なんといっても『タブーの書』は、フラワームーブメントの時代に書かれた
のだから。
それでもあとにつづく台詞がいい。「雨のしずくが海に落ちて雲となり、ふたたび
雨のしずくとなるように、あらわれては消えていく。そこにはとくに意味などない。
〈それ〉を楽しんでいる〈それ〉があるだけだ」。
ワッツはタオイストであったと記憶している。それがそれをなしているだけ。
たぶんこれが真実なのだ。
それからひと言。ワッツは「私たちが、今日知るに至った宇宙や、習ったことの
多くが卒業式の当日にはすでに時代遅れになってしまうほど激変してゆく
人間世界」と、現代という時代を楽しく揶揄してくれている。これは「変わらなく
てもいい」という話ではない。それがそれをなすにも、時代の作法があるって
ことだ。今の時代に、フラワームーブメントはけっして流行りはしないってことだ。
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