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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4

2870愛と追憶の日々:2014/10/24(金) 20:12:20 ID:QZq7ssMc

 さて「甘露の法雨」とは本来、どんな意味を備えているのであろうか。
甘露とは、梵語アムリタの訳語で不死天酒の訳もあり、不死の意をもつといい、
ヴェーダではソーマ酒のことをさしたという。

 しかも諸神の常用とする飲み物で、これを飲むと不老不死となるといい、その味が密のように
甘いわれるところから甘露という(中村元『新仏教事典』)。その他ソーマは、ヴェーダ宗教では、
アルコールないしその他の幻覚的効果をもった聖なる植物及び神とされ、イスラムのハオマにあたるともいう。
さらにソーマはインドラ神の好みの飲み物で、これを飲むと敵前にのぞんで荒々しさが湧き出ると称す。

 また、『リグ・ヴェーダ』の第九本では、病気治癒の神ともされ、月と同一視される。
またこれは月読命の持てる若がえり、生まれかわりの水、変若水に通ずるものであろうか。(西郷信綱『日本古代文学史』十三頁)。

 甘露の名は華厳経にも出てくる。親鸞は『教行信証』の中で引いている。
「華厳経(唐訳巻七七)に曰く。汝善知識を念ずるに我を生める父母のごとく、我を養ふ乳母の如し、菩提分を増長す。衆の疾を医療するが如し。
天の甘露をそそぐが如し。日の正道を示すが如し、月の浄輪を転ずるが如し」

 といって、導き手の善知識にひたすら帰依することを説いている。

   『谷口雅春とその時代』 小野泰博 著


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