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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4

2608竹中:2014/06/05(木) 12:19:01 ID:???
** アベノミクスは、レント・シーキングによって歪められた。


*** アベノミクスの第三の矢、成長戦略というものは産業のイノベーションを促進するような政策、あるいはメタンハイドレートの採掘のようなリスクが大きすぎて民間が投資できないものに対する政府の投資、のようなもののようなイメージを持っていました。実際、麻生副総理兼財務大臣の国会でのこれまでの答弁をYOUTUBEなどで見ると、痛くない注射針とか、大型コンテナ船の就航可能な港湾を整備してそこから高速道路へ直接入ることのできるような道路も造るとか、そんな話が出てきていたものです。ところが、ここにきてどうもその話がおかしくなり始めている。
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** 日刊ゲンダイには下のような記事も出てきています。

** 安倍政権が画策する サラリーマン使い捨て地獄
http://news.livedoor.com/article/detail/7529225/

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*** そこでいきなりですがレント・シーキングという言葉があります。
** レントとは地代、シーキングとは探すこと。どういうことかというと、企業が政治に直接関与することによって、国の制度を企業が有利な方向に変えてしまう。国と国民の間でやり取りされていたお金の流れの間に企業が割り込み、利益を上げることで、国民の負担が増えてしまう。企業は別に何の付加価値も生み出していないのに利益を上げ、国民はどんどん貧しくなる。


** 例えば震災の後、原発は危険だ、これからは再生可能エネルギーだってことでメガソーラーというものが各地に出来ました。メガソーラーは株式会社によって運営されているため、利益が出ないと潰れてしまいます。安全な再生可能エネルギーの開発促進のためには電力会社が電気を買ってくれることを約束してくれないと、安定した経営が成り立ちません。

*** そこでできたのが固定価格買取制度、ということで、1キロワットあたり42円というヨーロッパの数倍という高い値段で買い取ってもらえることが保証されました。企業にとっては非常に美味しいビジネスですが、電力会社はそんな高い電力いらないよ、って出来ないので、当然余計にかかった費用は国民の電気料金に転嫁されます。

*** 企業が儲かれば、株主への配当も増えます。株主が外国人なら、国民の所得が外国人に吸い取られていく、というわけです。実際、ヨーロッパからメガソーラー事業へ多くの投資がされている、なんて話も聞きます。

*** 産業競争力会議、というところで最低賃金の撤廃やら解雇規制の緩和、雇用の流動化など、国民の損するようなことを、私たちが一票を投じたわけでもない企業の社長さんとか新自由主義的な学者さん(竹中平蔵さんとか)が、国民の頭越しに、隠れたところで、こそこそと議論しているわけですね。

** 企業の社長なんだから企業が得するようなことを議論するのは当たり前。そしてそれに新自由主義者が理論的なお墨付きを与える。そしてそれがいつの間にか国の制度になってしまう。そういう構図が日本に竹中平蔵の新構造改革により生まれてきた。


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