したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4

1261うのはな:2013/04/25(木) 18:13:56 ID:qJoyLft6
   三本指で逆立ちをして、道場をひと周りできれば

 極真空手の創始者・大山倍達(一九二三〜一九九四)。実際に当てるフルコンタクト空手をはじめた
大山先生は、梶原一騎原作の劇画『空手バカ一代』のモデルともなり、日本中の青少年を熱狂させ、空手ブーム
を巻き起こしました。過酷な修業で一〇円玉を曲げ、天然石を割り、牛を倒してみせた劇中の大山先生。
「その多くは伝説で、事実は違う」との声が死後ささやかれて久しいですが、弟子入り志願した小学時代の私の目の前で、
先生は一〇円玉を曲げてくださいました。

 残念ながら入門はなりませんでしたが、この時から私の空手人生ははじまりました。
一〇円玉を曲げる修業法は大山先生いわく、こうです。「体重八〇キロ以上の者で、三本指で逆立ちをして、道場をひと周りできれば、
たぶん曲げられるだろう」

 私は体格面でパスできませんでしたが、トライした人もいたでしょう。
暗示のパワーには侮れないものがあります。私も今では指導する立場ですが、これと見込んだ弟子に
「サンドバックを一〇〇〇回蹴りなさい」と命じたことがありました。
「一〇〇〇回の後、一〇回蹴ってごらん。音が違うよ。それを体得できれば、君は蹴り一本で優勝できる!」

恐ろしいものです。実際に彼はある大きな大会で、蹴り一本で優勝しました。
一〇〇〇本という数に根拠があるかは知りません。しかし彼は信じてやり抜くことで、
一撃で倒せる蹴りを身に付けました。強くなるには体格やセンスも重要です。しかし一番大事なのは、信じてやり抜く素直さです。
空手に限らず、人生にも通じる極意です。

 そして指導者には“信じさせる力”が必要です。“夢を見させる力”かもしれない。大山先生を夢見て、強くなった人間は数知れません。
中学時代、地元の空手道場で修業していた私に、大山先生は著書を贈り続けてくださいました。
挫折しそうな時、いつも計ったようなタイミングで届くのが不思議でした。

『日本人の心を奮い立たせるサムライの言葉』 成嶋弘毅 著


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板