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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える/4
1252
:
うのはな
:2013/04/21(日) 20:52:04 ID:wVEG5ARE
山高きが故に貴(たっと)からず
樹有るを以って貴(たっと)しとす
○ 山は高いからといって価値があるわけではありません。
そこに樹があるからこそ価値が出てくるのです。
● 何かの役に立って、初めて価値が出てくる
みなさんは、「日本で一番高い山は?」と聞かれれば、すぐに「富士山!」と答えられるでしょう。
富士山は見た目も美しく、立派な山です。けれども、山は高いから価値があるのかといわれると、どうでしょうか?
確かに高い山は立派に見えますが、それは価値があるということなのでしょうか?
『実語教』のこの言葉は、
「山は高いから貴いのではなくて、そこに樹があるから貴いのだ」といっています。
なぜ樹があると貴いのでしょう?樹を切って材木にして、家を建てたり、箸を作ったり、社会のために役立てることができるからです。
「何かの役に立つ」ということがとても重要です。そのときに初めて価値が生まれるのです。
これは別の言い方もできます。たとえば、勉強ができる人はそれだけで立派なのでしょうか?もしもその頭を悪事のために使うとすれば、
とても立派とはいえません。やはり、頭がいいから貴いわけではなくて、それを世の中のために役立つように使うところに、初めて価値が生まれるのです。
それに不思議なのですが、自分の得になることだけを考えて勉強しても、あまりやる気は湧いてきません。
ところが、世の中の役に立つ仕事をしたいという目標を立てると、勉強する意欲が急に湧いてくるのです。
人間は誰でも、「世の中の役に立ちたい」という気持ちを心のどこかに秘めているのですね。
頭のいい人を見たり、運動神経がすごくいい人を見たら、「あの人はすごいなぁ」と、うらやましく思うかもしれません。
でも、一番大事なのは、自分の一生のうちで、社会のためにどれだけ役立てるか、どれだけ人が喜んでくれたか、なのです。
これは誰でもできることですから、ぜひ自分の目標にしてほしいと思います。
宮沢賢治の書いた『虔十公園林』という童話があります。
主人公の虔十は、ちょっと頭が鈍くて、まわりの人から馬鹿にされていました。
その虔十が家の裏の庭の野原に杉の木を植えたいといいだしたのです。
お父さんは「虔十がそんなに頼みごとをするのは珍しい」といって、杉苗を買って植えさせてやりました。
ところが、土が悪くて杉はなかなか育ちません。それでも、虔十は下枝をきれいに伐採しました。
すると、子どもたちがその木の間を行進して、楽しそうに遊び出しました。虔十はそれを見て大喜びしました。
やがて、その林で遊んでいた子供の一人が偉い大人になって故郷に帰ってきました。
あたりの風景は昔とすっかり変わっていましたが、ただ一つ、虔十の杉林だけは昔のままでした。
虔十はすでに病気で死んでいましたが、家の人が「虔十のただ一つのかたみだから」といって、その土地を手放さなかったのです。
偉くなった人は話を聞いて感激して、「ここを虔十公園林と名づけて保存してはどうでしょうか」と提案しました。
すると、昔そこで遊んだ、今は立派な仕事についている人たちから、たくさんのお金が集まりました。そして、虔十の杉林は、虔十公園林という
公園になって、みんなの憩いの場として残ることになりました。
頭の良し悪しでいえば、虔十は決して頭がいいわけではありません。でも、目標を立てて、一生懸命に木の世話をしたから、大きな仕事をなしとげる
ことができたのです。こういう貴い生き方を、みなさんにもしてもらいたいと思います。
『子どもと声に出して読みたい『実語教』』 斉藤 孝 著
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