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1781復興G:2013/10/29(火) 23:08:51 ID:AB6RqYXc

<つづき>

   歪曲を要求する各国

 ちなみに(IPCC)報告書草案は、温暖化に人間の活動が貢献しているのは確実だとあらためて強調するとのこと。

 全部がそうだというのではない。IPCCは、温暖化の半分以上は人為的なものだという言い方をする。もちろん、人為的な影響は確実にあるだろう。ただ、実際に温度が上がっていないとなると、今後突然これまでにも増して温暖化が加速するといえないかぎり、今世紀末の予測も引き下げざるをえないはず。すると、その影響もそのぶん下がるのが道理だろう。

 だが各国政府は、おそらくそれだとこれまで自分たちが旗を振ってきた温暖化対策の意義が下がってしまうと恐れているらしい。いちおうIPCCは政策中立的な団体であり、科学的なコンセンサスをまとめるだけだということに建前ではなっている。が、もちろん政府間パネルである以上、そうした政治的な思惑は避けられない。

 それでも、こうした歪曲を各国が公然と要求するというのは、いささか鼻白む思いではある。ちなみにEUの気候変動コミッショナーであるヘデガードはこの点を指摘されて、たとえ温暖化をめぐる科学が間違っていたとしても、いまの異様な再生エネルギー補助金を含む政策は正しいのだと強弁した。そういう強弁をすればするほど、温暖化や気候変動は政策的な関心と重要性を失うだけだ。

 各国のなかには、このデータを載せると反温暖化論者に使われると懸念するところもあるという。だが、隠せるものでないことくらいわかりそうなものだ。それならそろそろきちんと数字を見直して、妥当な対応の水準(それは、いまよりは低いものとなるだろう)を正直に示すようにしないと、かえって不信が高まるばかりだと思うんだが……。

   (Voice 2013.11月号より 筆者は山形浩生氏)

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 生長の家も、「地球温暖化が止まると 困る人たち」 の一人(一団体)になるのでしょうか。


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